2012年5月22日火曜日

“君のために・・・”動画2





動画1の続き場面です(^.^)

団員苦心の作キャタピラ・・・少年2人、走っているように
見えているでしょうか・・・^^;
大体、この“走る”と言う動作も難しかったです・・・(>_<)





























2012年5月19日土曜日

“君のために・・・”動画1



先日の春公演の1部“君のために・・・”の、最初の方の場面の
ビデオ動画になります(^^♪

              ご存じ、動き声共、私クリフ君を担当しておりますが、
              ジ―ク君との掛け合いの歌中、手の針金が何となく
             絡まってしまい、変な感じにクロスしているような気が・・・
           
             意外とまだまだ腕に余裕のある、開演間もない頃の動画
             です(^.^)

            


















2012年5月7日月曜日

“レナード” ―全13場― 2

――――― 第 2 場 ――――― B

          音楽大きくなり、歌手スザンヌ歌う。
          下手より、見るからにチンピラ風の男ハリーと
          ピート、登場。
          2人、歌い終わったスザンヌに近寄る。

  ハリー「よお、スザンヌ。相変わらずいい声してるな。」
  スザンヌ「何しに来たの!?」
  ピート「おいおい、それはなだろ?」
  ハリー「(ピートを制するように。)悪いな、ちょっと懐が淋しくな
      ってよ。」
  スザンヌ「お金なんかないわ!!」
  ハリー「冷たいじゃないか。」
  スザンヌ「一体、幾等私から巻き上げる気なの!?」
  ハリー「(ムッとしたように。)誰のお陰で、この店で働けると思っ
      てるんだ・・・。俺が知り合いに口利きしてやったからだろ
      !!(スザンヌの腕を掴む。)」
  スザンヌ「痛い・・・放してよ!!」

          その声に気付いた、店の従業員アーチー、
          近寄りハリーの腕を掴む。

  アーチー「お客さん!店の者に乱暴されちゃ困りますよ!」
  ハリー「何だと!?俺の女を如何しようが知ったこっちゃない
      だろ!!(アーチーの掴んでいた腕を振り解き、殴り
      掛かる。)」
  ピート「やっちまえ!!」

          他の客達、3人の乱闘騒ぎに気付き、
          悲鳴を上げたり騒ぐ。
          アーチーと、アーチーに加勢してピート
          と殴り合っていたロイ、倒れそうになって
          いる。B・Jも加勢するが、殴られている。
          その時、レナード、奥から騒ぎに気付い
          て出て来る。

  レナード「店の中で騒ぐのは止めろ。」
  アーチー「マネージャー・・・」
  ハリー「マネージャー?」
  レナード「出て行ってもらいましょうか。」

          女性従業員、遣られて座り込んで
          いたアーチーとロイ、B・Jに近寄り
          助け起こす。

  ハリー「マネージャーさんよ、俺はおまえさんの店で、こいつら
      に殴られて怪我しちまったんだ。慰謝料よこしな!!」
  レナード「・・・聞こえなかったか・・・?出て行けと言ったんだ。」
  ハリー「何を!!(レナードに殴り掛かる。)」
  レナード「(サッと避けて、ハリーの腕を掴み、締め上げる。)」
  ハリー「あいてててて・・・ち・・・畜生・・・何しやがる・・・」
  レナード「本当に怪我をしたくなければ、二度と店の者には手
       を出すな!!いいか!!」

          レナード、ハリーの腕を掴んだまま引き
          摺って行き、下手方へ放り出す。

  ピート「ハリー・・・!!(慌てて後を追う。)」
  ハリー「畜生!!覚えときやがれ!!」

          スザンヌ、レナードに駆け寄って
          抱き縋る。

  スザンヌ「ありがとう!!」
  B・J「やったーっ!!」
  アーチー「流石!!」

          全員、レナードを称えて歌う。

          “全く頼りになる男
          どんな奴らも敵わない
          俺達のマネージャー
          レナードに任せりゃどんな問題も
          忽ち解決 全く頼りになる男
          俺達のレナード”

          途中から、騒ぎに気付いて部屋から出て来た
          フランシス、2階からその様子を見ている。

        ――――― 第 3 場 ―――――

          カーテン閉まる。カーテン前。
          上手よりレオーネ、スタン、ふてぶてしく
          登場。

  スタン「レオーネさん!如何してさっきの奴、ぶっ飛ばしてしま
      わなかったんすか?」   
  レオーネ「馬鹿!!あいつは俺達が敵う相手じゃないぜ。」
  スタン「(笑う。)冗談!あんなひょろっちいのに、レオーネさん
      が負ける訳ないじゃないっすか!」
  レオーネ「(振り返って。)おまえはまだまだ甘いな。あいつの
       目を見りゃ分かるんだ。ありゃ、幾つもの修羅場を潜
       りぬけてきた奴の目だってな。」
  スタン「えーっ?そうかなぁ・・・。」
  レオーネ「もっと相手を見る目を養いな。(前方へ目を遣って、
       不味そうな顔をする。)やばい・・・」
 
          その時、下手より専務ウィリアムス、
          その部下ウィルソン登場。

  ウィルソン「おい、レオーネ!!フランシスは見つかったのか
        !?」          
  レオーネ「いや・・・それがまだ・・・」
  ウィルソン「さっさと見つけてこないか!!」
  ウィリアムス「まさか7階のホテルの部屋から、ベランダ伝い
         に逃げるとは思わなかったな。(笑う。)」
  ウィルソン「専務!そんな呑気な!!」
  ウィリアムス「(咳払いをして真面目な顔付になる。)そうだ!!
         さっさと連れて来て、早くヘンリーとの結婚を承知
         させなければ・・・。全くあの社長が、あんな遺言さ
         え残さなけりゃ、会社はさっさと私のものになった
         のだ!それよりトーマスの方はどうだ?観念して
         実権を放棄すると言ったか!?」
  ウィルソン「いや・・・それもまだ・・・」
  ウィリアムス「畜生、しぶとい爺だ!!全く、どいつもこいつも
         ・・・。兎に角、レオーネ!!フランシスが逃げ出し
         てから、まだそんなに経っていない!屹度、何処
         か近くに潜んでいる筈だ!!直ぐ見つかるような
         自宅や知人宅などには寄るまい・・・。他に娘が行
         きそうなところ・・・徹底的に捜して来い!!」
  レオーネ「分かりました・・・。行くぞ、スタン!!」

          レオーネ、スタン、軽く頭を下げて下手
          へ去る。
          入れ代るように上手より、専務息子(
          ヘンリー)登場。

  ヘンリー「お父さん、フランシスは戻りましたか?」
  ウィリアムス「(振り返って。)ああ、ヘンリー・・・。それがまだだ
         ・・・。」
  ヘンリー「フランシスは僕がずっと想ってきた人・・・。その彼女
       がやっと僕の物になろうと言う時に・・・。」
  ウィリアムス「分かっているよ。」
  ヘンリー「父さんがどんな汚い手を使っているか知らないが、
       僕は兎に角、彼女が僕のところへ来てさえくれれば
       それでいいのですよ・・・。例え、それが彼女の意志
       とは全く関係なく、無理矢理であったとしても・・・。」
  ウィリアムス「相変わらずおまえは冷たい人間だな。」
  ヘンリー「そりゃ、父さんの息子ですから・・・。(笑う。)」

          ヘンリーの笑い声残して、暗転。
          
        ――――― 第 4 場 ―――――

          カーテン開く。
          舞台は閉店後のひっそりとした“nothing”。
          カウンターの中で一人、後片付けをしていた
          レナード、ライトのスイッチを消すと、店内は
          薄暗くなる。棚から酒瓶を一本と、グラスを
          持ってカウンターの外へ。
          (椅子はテーブルの上へ全て上げてある。)
          椅子を一つ下ろし、ゆったりと腰掛ける。
          グラスに酒を注いで、飲み始める。
          その時、2階からフランシス、ゆっくりと下りて
          来て、レナードの方へ近寄る。

  フランシス「・・・あの・・・」
  レナード「(フランシスに気付いて微笑む。)どうした?眠れない
       か?」
  フランシス「(軽く頷く。)」

          レナード、立ち上がって椅子を下ろす。

  レナード「(フランシスに椅子を勧めて。)かけろよ。」
  フランシス「(頷いて腰を下ろす。)何をしているの・・・?」
  レナード「(カウンターの中へ入って、カップに飲み物を注いで
       持って来る。)俺は、この時間が一番好きでね。店が
       終わって、誰もいなくなったここで、一人グラスを傾け
       る・・・。落ち着くだろ?(フランシスにカップを渡し、椅
       子に座る。)ほら・・・温まるぜ。」
  フランシス「ありがとう・・・(カップを受け取って、口を付ける。)
         暖かい・・・」
  レナード「(そんなフランシスの様子を見て。)・・・話しがあるん
       だろ・・・?」
  フランシス「(驚いたように。)どうして・・・?」
  レナード「(微笑んで。)顔見りゃ分かるよ・・・。何があったんだ
       ・・・?」
  フランシス「(暫く俯いて、考えている風に黙っているが、思い
        切ったようにレナードを見詰めて。)お願いです!!
        私を助けて下さい!!(思わずレナードの手を取る
        。)」
  レナード「おまえ・・・誰なんだ?」
  フランシス「(ゆっくりと。)・・・父の名前はバーナード・タナー・・・
        TMインターナショナルの社長でした・・・。」
  レナード「TMインターナショナル・・・と言うと、あの大手貿易会
       社の・・・?」
  フランシス「(頷く。)」
  レナード「・・・社長でした・・・ってことは・・・」
  フランシス「・・・亡くなりました・・・2週間前に・・・。父は遺言を残
        したんです・・・。以前から専務の行動に不審感を抱い
        ていた父は、自分が亡くなった後、専務の思う様には
        させない為に、私と結婚した男性に会社を任せると・・・。
        それまでは、父が一番信頼していた秘書のトーマスに
        、肩書きでは私が社長となり、実際の運営はトーマス
        が行ってくれることになっていました・・・。ところが、そ
        の遺言を見た専務は、どう転んでも会社は自分の思
        い通りにならないと分かると、私とトーマスを其々ホテ
        ルの一室に監禁したんです。その後のトーマスのこと
        は分かりません・・・。専務は私に専務の息子との結
        婚を承諾するように迫りました・・・。」
  レナード「それで、おまえはそのホテルから逃げ出して来たと・・・
       ?」
  フランシス「・・・はい・・・。今逃げださなかったら、このまま私は
        押し切られて、専務の思いのままになってしまうと思っ
        たから・・・。お願いです、マネージャーさん!!さっき
        あなたが皆に称えられているのを聞いて、あなたなら
        私に力を貸してもらえる・・・そう思ったんです!!お
        願い!!助けて下さい!!(泣きながら。)私・・・父の
        会社だけは守りたいんです・・・」
 レナード「・・・泣くな・・・。本当に俺がおまえを助けてやれるかな
      んて分からないぜ・・・」
 フランシス「・・・マネージャーさん・・・(レナードを見詰める。)」
 レナード「けど・・・俺は一生懸命な奴に弱いんでね・・・。それから
      俺のことはレナードでいいよ・・・」
 フランシス「(涙が溢れる。)・・・ありがとう・・・ありがとう・・・」
 レナード「(フランシスの頭に触れる。)泣くなって言ったろ・・・」

          レナード、フランシスの手を取り歌う。
          (カーテン閉まる。)カーテン前へ。

          “何が起こるか分からない・・・
          けど行動を起こさないと
          何も始まらない・・・
          何が待ってるか分からない・・・
          素晴らしい未来かそれとも・・・
          けど迷っていたら何時までも
          立ち止まったまま・・・
          いつもnothingから始まる
          振り向くことは考えないで
          昇りゆく陽が輝いているから・・・”

          暗転。

        ――――― 第 5 場 ―――――

          カーテン開く。(絵紗前。舞台はサンフランシスコ
          市警内。)人の行き来が多く、騒めいている風。
          上手よりチャールズ、何か書類に目を遣りながら
          登場。自分のデスクに座り見入っている。
          そこへジェイン、コーヒーの入ったカップを2つ
          手に登場。チャールズの側へ。

 ジェイン「(一つのカップをチャールズのデスクに置いて。)おは
      よう、チャールズ!!」
 チャールズ「(書類に目を遣ったまま。)ああ・・・」
 ジェイン「一体何をそんなに熱心に見ているの?(チャールズの
      見ている書類を覗き込んで。)捜索願い届け・・・?何?
      昨日からこんなの一生懸命読んでたの?誰か捜してる
      の?」
 チャールズ「(顔を上げてジェインを見る。)おい・・・俺は今、忙し
        いんだ。お喋りしてないで、パトロールにでも出たら
        どうだ?」
 ジェイン「もう冷たいのね。折角コーヒー入れて来てあげたのに
      。」
 チャールズ「(机の上のコーヒーに気付いて。)ああ・・・ありがとう
        ・・・」
 ジェイン「(微笑んで。)いいのよ!さ・・・パトロールにでも出よっ
      かな・・・。じゃあね!」

      チャールズ、出て行くジェインの方を暫く見ているが、
      再び書類に見入る。
      ジェイン、出て行こうとして、入口でレナードに出会う。

 ジェイン「あら、レナードおはよう!どうしたの?こんな朝っぱら
      から、珍しじゃない。」
 レナード「ああ、おはよう。」
 ジェイン「あなたがこんな時間に起きてるなんて、今日は雨が降
      るかしら。(笑う。)」
 レナード「(肩を窄めて。)冗談だろ。」
 






     ――――― “レナード”3へつづく ―――――







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2012年4月22日日曜日

“レナード” ―全13場―

この作品は、私が色んな話しを書き始めた当初、自分の趣味的
  に書いたもので、まさか自分の書いたものが、誰かの目に触れる
  ことがあろうとは、考え及びもしないで書いていた、ホントに今読ん
  でみると、何て未熟で好き放題書いた話しだな・・・と、思うのです
  が、今回、このグーグル版“ワールド”Onlyで、ご紹介してみようか
  な・・・と思いました^_^;
  色々とマズイところもあるかと思いますが、敢えて書き直すことは
  せず、当初のままご覧頂こうと考えていますので、皆様、読みなが
  ら一人突っ込みでお読み下さい(^_^;)



    
                                  どら。



 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪

    〈 主な登場人物 〉

    レナード  ・・・  バーのマネージャー。

    フランシス  ・・・  社長令嬢。

    チャールズ  ・・・  刑事。

    レオーネ  ・・・  黒ずくめの男。

    ヘンリー  ・・・  専務の息子。

    ダニエル  ・・・  社長秘書付社員。

    B・J  ・・・  バーの従業員。

    ウィリアムス  ・・・  専務。

    ジャネット  ・・・  他のバーのマダム。

 

    その他


    

    ※ 登場人物がとても多いので、ここら辺にしておきます^_^;


 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


         ――――― 第 1 場 ―――――

          音楽で幕が上がる。と、舞台は裏町。
          住人の男女、陽気に歌い踊る。

          “人生何もないかも知れない
          俺達にも何もないかも知れない
          けれどどんな日にも
          必ず明日があって 必ず朝がくる
          nothingから始めよう
          nothingでいいじゃない
          nothingだから
          未来に向かって飛び出そう”

          舞台中央、レナードセリ上がり歌う。
          住人の男女の踊りに誘われるように、
          レナード踊る。
          全員の掛け声と、決めのポーズで
          カーテン閉まる。

         ――――― 第 2 場 ―――――

          カーテン前。
          上手より、ズボンのポケットに手を
          突っ込んだチャールズ、ゆっくり登場。
          続いて、バー“マントル”のマダム、
          ジャネット登場。

  チャールズ「(笑いながら。)レナードのお陰で、俺の仕事が
         なくなるよ。」
  ジャネット「だって態々、刑事のお世話になるより、レナード
        の頼めばあっと言う間だもの。本当に頼りになる
        わ。それにレナードは、刑事みたいに差別はしな
        いもの。私達みたいな者の為にも、一生懸命力を
        貸してくれる・・・。」
  チャールズ「おいおい、俺は差別してるつもりなんて・・・」
  ジャネット「分かってる。チャールズは他の刑事達とは違うわ
        。けど、皆が皆、チャールズみたいな刑事ばかり
        じゃないのよ。こんな商売してる私達のこと、そこら
        辺のゴミくず位にしか思ってない奴らが殆どだって
        こと・・・。」
  チャールズ「確かにね・・・。」

          カーテン開く。
          舞台は裏町のバー“nothing-ナッシング-”。
          チャールズ、ジャネット、話をしながら
          舞台上へ。

  ジャネット「そんな顔しないでよ。別に私達は何とも思ってやし
        ないわ。全くチャールズは、生真面目なんだから。
        (笑う。上手より登場したレナードを、目敏く見つけ、
        声を張り上げる。)レナード!!」
  レナード「(2人に気付いて近寄る。)よお、来てたのか?」
  ジャネット「この間は本当に助かったわ。」
  レナード「大したことないさ。」
  チャールズ「大手輸入会社のMCAの常務が、脅迫紛いのこと
         をやってたとはね。」
  レナード「あれから店に来ないか?」
  ジャネット「ええ。あんな奴に、うちの店の中で大きな顔されて
        たんじゃ、堪ったもんじゃないわ。どこで聞いて来た
        か知らないけど、うちの女の子が、昔、刑務所に入
        ってたことを、客にバラされたくなかったら金を寄越
        せだなんて、馬鹿にしてるわよね。」
  レナード「また何かあったら、何時でも言いに来いよ。」
  ジャネット「ありがとう!!(腕時計にチラッと目を遣って。)
        そろそろお店に戻らなきゃ。一応、商売敵になるん
        だけど、うちの店にも偶には寄ってよね、レナード!
        愛してるわ!(レナードの頬にキスする。)おやすみ
        、チャールズ!」
  チャールズ「おやすみ。」

          ジャネット下手へ去る。
          チャールズ、カウンターの椅子に座る。
          レナード、カウンターの中へ入る。

  レナード「(棚から酒瓶を1本取って、チャールズの方へ差し出
       す。)」
  チャールズ「ああ、貰うよ。全く・・・おまえは俺達を失業させよう
         ってんじゃあないだろうな。(笑う。)」
  レナード「(笑って。)まさか・・・。おまえ達の仕事に、俺は興味
       なんかないよ。」
  チャールズ「だけど、ここら辺の奴らは、何かあったら先ず警察
         よりレナードだ。」

          チャールズ、レナードに語り掛けるように
          歌う。

          “刑事なんか当てにならない
          問題があればnothingに行けばいい
          レナードに言えば何とかなる
          この界隈きっての頼りの男
          刑事なんか信用するな
          レナードは人を比べたりはしない
          男でも女でも誰であろうと
          レナードなら解決してくれる”

          レナード、楽しそうにチャールズの歌を
          聞いている。

  レナード「(笑う。)えらい信用だな。(チャールズの前へコップ
       を置く。)」
  チャールズ「(コップを取って。)本当だぜ。お陰で俺の管轄は、
         問題がこっちの耳に入った時には、もう解決してる
         って訳さ。全く・・・有り難いのか有り難くないのか
         ・・・」

          B・J、カウンターの方へ近寄って。

  B・J「いらっしゃい、チャールズさん。」
  チャールズ「(振り返って、B・Jを認める。)よお、頑張ってる
         か?」
  B・J「(チャールズの背後を覗き込むように。)あれ?今日も
     一人?最近、何時もの綺麗な彼女、一緒じゃないんです
     ね?喧嘩でもしちゃったのかな?(冷やかし口調で。)」
  チャールズ「馬鹿、あいつとはもう終わったよ。」
  B・J「えーっ!?」
  チャールズ「結婚したんだ。」
  B・J「再び、えーっ!?俺、密かに憧れてたのにー!!」
  レナード「B・J!無駄口ばかり聞いてないで、仕事しろよ。」
  B・J「ちぇっ、はーい。(離れる。)」
  チャールズ「・・・結婚したよ・・・(独り言のように。)」
  レナード「チャールズ・・・」
  チャールズ「終わったことさ・・・。」

          その時、回りの様子に呆気にとられるように、
          見回しながら、素足のフランシス下手より登場。
          カウンターに座る。

  フランシス「あの・・・こんにちは・・・」
  レナード「あ・・・いらっしゃい。何にする?」
  フランシス「えっと・・・オレンジジュース・・・」
  レナード「(笑って。)おいおい・・・ここは昼間の喫茶店じゃない
       んだぜ。」
  フランシス「じゃあ、何を頼めばいいのかしら?」
  レナード「そりゃあ例えばカクテルとか・・・ビールとか・・・」
  フランシス「それじゃあ、そのカクテルを下さい。」
  レナード「カクテルって言ったって色々・・・(溜め息を吐いて。)
       まぁいいか・・・」
  チャールズ「(フランシスの足元を見て。)君・・・靴は・・・?(レ
         ナードと目を見合わせる。)」
  フランシス「あ・・・あの・・・なくしちゃって・・・」
  チャールズ「なくしたって?」
  フランシス「ええ、なくしたんですわ。さっき・・・その・・・路地で
        ・・・!」
  チャールズ「(レナードと目を合わせて、首を傾げる。)」
  レナード「素足のお嬢さん、足のサイズは?」
  フランシス「あの・・・9・・・」
  レナード「OK。(奥へ入る。)」
  チャールズ「この辺では見かけない顔だね?」
  フランシス「ええ。この町は初めて・・・。あの・・・あなたは・・・
        ?」
  チャールズ「ああ、失礼。俺はこう見えても、一応サンフラン
         シスコ市警捜査第1課の刑事でね。」
  フランシス「刑事!?」
  チャールズ「刑事ったって、今は勤務外だ。友達の店に飲み
         に来た、ただの男だよ。仕事柄、つい探るような
         聞き方をして悪かったね。」
  フランシス「いいえ・・・」

          レナード、奥から靴を持って出て来る。
          カウンターの外へ。跪いてフランシスの
          足を自分の膝の上へ置き、持って来た
          靴を履かせる。

  レナード「ぴったりだな。」
  フランシス「あの・・・」
  レナード「従業員の履き古した靴だから気にするな。おまえに
       やるよ。」
  フランシス「でも・・・」
  レナード「素足で表を歩き回ってたら、綺麗な足が血だらけに
       なるぜ。(立ち上がって微笑む。)」
  チャールズ「相変わらず女に優しいね。」
  レナード「馬鹿野郎。」

          その時、店の入り口から2人の黒づくめの
          男、肩で風を切るように登場。
          レオーネとスタン、回りを見回すように。
          丁度、店を出ようと歩いて来たアベックと
          ぶつかる。

  レオーネ「いってえな!!(声を張り上げ、アベック男の胸元
       を掴む。)ぶっ殺すぞ!!」

          店の中の客、一斉にその方に注目する。
          それに気付いたレオーネ、男を離す。
  
  アベック男「すみません!!(脅えるように。)」
  スタン「気を付けな!!」

          アベック男女、慌てて下手へ去る。
          その男達を見たフランシス、顔色を変えて
          立ち上がり、慌ててカウンターの陰に身を
          潜める。レナード、そんなフランシスの様子
          を不審に思いながら、見詰める。
          レオーネ、スタン、一見して店の偉い人らしき    
          レナードを認め、近寄って行く。
          他の客達、その方を気にしながらも、さっき
          までと変わらず、飲んだり踊ったりしている。
          レナードも、一寸近寄る。チャールズ、立ち上
          がってレナードの後ろに控える。

  レナード「お客さん、店の空気を乱すような行為は、慎んで頂
       けませんか?」
  スタン「何だと!?」
  レオーネ「おい!(スタンを止める。)誰だ、てめえ・・・」
  レナード「(ただ黙って、レオーネを見据える。)」
  レオーネ「(思わず目を逸らせて。)まぁ、いい。俺たちゃ人を
       捜してるんだ。(スタンに。)おい。」
  スタン「(背広の内ポケットから、一枚の写真を取り出して、レ
      ナードの方へ差し出す。)」
  レオーネ「この女を見なかったか?」
  レナード「(チラッと写真に目を遣る。)いいえ・・・。この女性が
       如何かしたんですか・・・?」
  スタン「そんなこと、てめえにゃ関係ないだろ!!」
  レオーネ「よせ!!来なかったんならそれでいい。(回りをぐる
       っと見回して。)行くぞ!!」

          レオーネ下手へ去る。スタン、客達に
          暴言を吐きながらレオーネに続いて去る。
          レナード、2人が去るまで、その方を見て
          いる。

  チャールズ「(2人が去るのを見計らって、レナードの耳許で。)
         彼女か?」
  レナード「(入口の方を見たまま。)ああ・・・。(思い出したよう
       に、座り込んでいるフランシスに近寄り覗き込む。)・・・
       もう行ったぜ・・・おい・・・(フランシスの腕を取って、立
       ち上がらせる。)誰なんだ、あいつら・・・」

          フランシス、ただ脅えるように俯いている。

  レナード「(チャールズと目を合わせて。)言いたくなきゃ、別に
       言わなくたっていいさ・・・。(溜め息を吐いて。)けど、
       何か訳ありみたいだな?おまえ・・・帰る所はあるのか
       ・・・?」
  フランシス「(俯いたまま、ゆっくり首を振る。)」
  チャールズ「家出娘か・・・?」
  フランシス「違うわ・・・!!」
  レナード「(チャールズの顔を見て、“何も言うな”と言うように、
       首を振る。)じゃあ・・・暫く、ここにいればいい。」
  フランシス「え・・・?」
  レナード「ここの2階は宿屋になってるんだ。丁度、今一部屋
       空いている。そこを使うといいさ。」
  チャールズ「そうだな・・・。あいつらに見つかりたくないんだった
         ら、ここは絶好の隠れ場所だぜ。何たってこいつは
         この辺りじゃ凄腕で通ってるんだ。」
  フランシス「けど私・・・お金は・・・」
  レナード「そんなことは気にするな。(辺りを見回して。)B・J!」

          B・J気付いて近寄る。

  B・J「何っすか?」
  レナード「(フランシスの肩に手を置いて。)えっと・・・あ・・・おま
       え名前は・・・?」
  フランシス「・・・フランシス・・・」
  レナード「フランシスを2階の部屋へ案内してやってくれ。」
  B・J「はい。どうぞ!」
  フランシス「(B・Jに付いて行きかけて振返る。)あの・・・ありが
        とうございます・・・。(頭を下げる。)」
  レナード「(微笑む。)」

          B・J、2階の部屋へフランシスを案内する。
          フランシス、階段を上りながら、気にするよう
          に振り返りB・Jに付いて行く。
          チャールズ、上がって行くフランシスの方を
          見ている。レナード、カウンターに座っていた
          他の客に、酒を出したりしている。

  チャールズ「いいのか?」
  レナード「何があったか知らないが、素足で逃げて来なけりゃ
       いけないようなことが、彼女の身に起こったことは事
       実だ。」
  チャールズ「そうだな・・・。署に戻って、一回捜索人の届けが
         出てないか、調べてみるか・・・。俺が刑事だと分
         かった時の彼女の顔付も気になるし・・・。だが、
         ヤバいようなら、余り首を突っ込むなよ。」
  レナード「(笑って。)誰の心配をしてるんだよ。」
  チャールズ「(笑う。)そうだったな。」

          その時、ジェイン下手より登場。
          チャールズを認め近寄る。

  ジェイン「いたいた!ここだと思ったわ!こんにちは、レナード
       。」
  チャールズ「何だ、ジェイン。俺は今日は非番だぜ。」
  ジェイン「分かってるわよ。レナード、何時もの頂戴。」
  レナード「OK。」
  チャールズ「俺はちょっと調べ物があるから、もう署に戻るぜ。
         (立ち上がる。)」
  ジェイン「(チャールズの腕を掴んで。)待ってよ!冷たいのね
       。一杯くらい付き合ってくれたっていいじゃない!」
  レナード「(ジェインの前へコップを置く。)」
  ジェイン「今日は非番って、自分で言ったのよ。調べ物って何
       ?私も手伝ってあげる!」
  チャールズ「いいよ。」
  ジェイン「遠慮しなくってもいいのよ!」
  チャールズ「(ジェインの言葉は耳に入っていないように。)
         じゃあな、レナード!何か分かったら連絡するよ。」
  レナード「ああ。」

          チャールズ、下手へ去る。

  ジェイン「もう!何時もチャールズはああなんだもの。いくら私
       がモーションかけたって・・・」
  レナード「あいつはまだ、前の彼女が忘れられないのさ・・・。」
  ジェイン「・・・あのチャールズのことを振って、御曹司と結婚し
       たお嬢様?」
  レナード「違うな・・・。チャールズは相手のことを真剣に考えて
       、態と振られるような真似をしたんだ。あいつらしくね
       ・・・。」

          レナード、カウンターの中にいたロイに
          何か言って、奥へ入る。
          代わりにロイ、客の相手をする。








       ――――― “レナード”2へつづく ―――――










 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


    (どら余談^^;)

    グー版“ワールド”の“ジェフリー”のアイリーンさんと、この
    フランシスさん、似たような境遇ですね^_^;
    書いた時期は全く違うので、多分こんな設定・・・好きなの
    かも知れません(^_^;)    





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2012年4月8日日曜日

“2012年春公演作品”より




来月の春公演作品より、この間、練習音声をお聞き頂きましたが、
 今日はその練習場面の完成音声を、主人公のジュリーちゃんと、
その愛犬プッチくんの仕上がりお人形と共に、お聞き下さい(^.^)

この場面は、プッチくんの回想場面となる為、
普通の場面と比べると、少しエコーが強めにかかって
います(^^)v

如何ですか・・・?
練習時と比べ、少しは上手くなっているでしょうか・・・?^^;
とても(自分で言うのもなんですが・・・^^;)
見応えたっぷりの作品に仕上がっていますので、
春公演、どうぞお楽しみに♥

2012年4月4日水曜日

“ライアン” ―全8場― 完結編

マイク「当たり前って・・・」
  ライアン「おじいさん達の時代でもあるでしょ?国際結婚って!」
  マイク「おまえ、国際結婚って言うのは・・・」
  ライアン「いいじゃない!そんなこと!そのお陰で、僕は“再生の力”
       を持って生まれて来れたんだし。」
  マイク「再生の力・・・。その力で家の下敷きになって瀕死の重傷を
      負ったジェシカを助けてくれたんだな・・・。」
  ライアン「僕、そろそろ自分の世界へ帰んなきゃ・・・。」
  マイク「え・・・?もう・・・?」
  ライアン「僕の仕事は終わったから・・・。」
  マイク「まだいいじゃないか!もっと未来の俺のことを・・・」
  ライアン「また会えるよ、その内・・・。じゃあね!ひいひいおじいさん
       !!(笑う。)」

          ライアン、上手へ走り去る。

  マイク「あ!!待てよ!!それに俺はまだそんな年じゃないぞ!!
      そうだな・・・タイムマシンで簡単に未来や過去へ行き来できる
      時代なんだ・・・。宇宙人がいた所で、何の不思議のないんだ
      ろうな・・・。ひいひいじいさんって・・・150歳まで生きるのか、
      俺・・・。(笑う。)生意気な奴だな。“玄孫”・・・か・・・。何年後に
      会えるんだろう・・・。頑張んなきゃな、俺・・・。働くぞーっ!!」

          暗転。

    ――――― 第 8 場 ―――――

          舞台明るくなる。と、未来の風景。(2場と同じ。)
          下手より、マイクが乗った車椅子を押しながら、
          老ジェシカゆっくり登場。

  ジェシカ「あなた、ハリケーンも無事にそれて行ったようで、よかった
       ですわね。」
  マイク「ああ、そうじゃな、ジェシカ。」
  ジェシカ「ハリケーンと言えば昔・・・何だか不思議な出来事があった
       ような気がしますの・・・。遠い昔のことで、よく思い出せない
       んですけれど・・・」
  マイク「(笑う。)ハリケーンなど、そう珍しくもないじゃろう。」
  ジェシカ「まぁ、そうですわね。」

          そこへ上手より、ライアンの母、ライアンを
          捜すように登場。

  ライアンの母「ライアーン!!ライアーン!!あ、おじいさん、おばあ
          さん!ライアンを見なかったですか!?」
  マイク「いいや、見とらんよ。」
  ライアンの母「もう、全くあの子は一体何処へ行ったのかしら、本当
          に!!一旦家を飛び出せば、丸で鉄砲弾のようなん
          だから!!こんな時、再生の力なんて、何の役にも立
          ちゃしないわ!!」 
  マイク「まぁそう言わなくても、再生の力も満更でもないと思うがの・・・
      」
  ライアンの母「おじいさんったら・・・。それにしても、ハリケーンが逸
          れてくれて、本当によかったですね。」
  マイク「そうじゃなぁ・・・」
  ライアンの母「おじいさん、ライアンを見かけたら、私が捜してたと伝
          えて下さいます?」
  マイク「ああ、分かったよ・・・。」
  
          ライアンの母、下手へ去る。
          一時置いて、上手より慌てた様子のライアン、
          走り登場。

  ライアン「おじいさん!!あ・・・(マイクを認め駆け寄る。)おじいさん
       !!・・・(ジェシカを認め。)・・・誰・・・?」
  ジェシカ「誰?まあ、この子ったら面白い冗談ばっかり・・・。(笑う。)」
  マイク「ジェシカじゃないか、ライアン。忘れたのか?」
  ライアン「ひいひいおばあさん・・・?」
  ジェシカ「どうしたの?ライアン。本当に大丈夫?そんな驚いた顔をし
       て・・・。」
  ライアン「だって・・・」
  ジェシカ「だって?」
  ライアン「今までどこに・・・」
  ジェシカ「今までどこにって・・・ずっと、あなたと一緒に暮らしているで
       しょ・・・?」
  ライアン「・・・本当・・・に・・・?」
  ジェシカ「可笑しな子ね。(笑う。)それよりお母さんが、あなたのこと
       を捜し回っていたわよ。」
  ライアン「ママが・・・?」
  ジェシカ「余りお母さんに心配かけちゃ駄目よ。」
  ライアン「おばあさん・・・」
  ジェシカ「さぁ、あなた、少し冷えてきましたわ。そろそろ部屋へ入り
       ましょうね。」
  マイク「ああ・・・。」

          ジェシカ、マイクの乗った車椅子を押し、
          下手方へ行こうとする。

  マイク「ライアン・・・」
  ライアン「・・・何・・・?」
  マイク「最後の約束を果たしてくれて、ありがとう・・・。」
  ライアン「おじいさん・・・」
  ジェシカ「約束って何ですの?」
  マイク「ライアンとわし・・・2人だけの秘密じゃよ・・・。」
  ジェシカ「まぁ・・・いいですわね、男同士で・・・。」

          マイクとジェシカ、下手へ去る。
          アイアン、呆然と2人が去るのを、見詰めている。

  ライアン「僕・・・過去へ行って、約束を果たして来たんだ・・・。本当に
       ・・・。ジェシカおばあさんが・・・生きてる・・・。微かに僕の心
       の中に残る、大切な人達との思い出が・・・。」

          音楽流れ、ライアン歌う。

          “遠い彼方の遠い空・・・
          たった少しの未知への旅
          そこで出会った初めての懐かしさ
          大切だと思う心と
          大切に出来る思い出の幸せ・・・
          誰もが持つ心の片隅にある
          優しい温もり・・・”

          瞳を輝かせ、遠くを見遣るライアン。




           ――――― 幕 ―――――

2012年3月27日火曜日

“ライアン” ―全8場― 3

警官1、ブローチを受け取り、隣にいた
          警官2へ手渡す。と、警官2、そのブローチ
          を見て警官1に向かって頷く。

  警官1「矢張りそうか・・・」
  ジェシカ「一体何ですの?」
  警官1「あなたを昨夜の宝石店強盗の容疑者として、署へ連行します
      。」
  ジェシカ「え?」
  ライアン「連行!?」
  ジェシカ「ま・・・待って下さい!!如何して私が・・」
  警官2「このブローチは、宝石店で昨夜盗まれたものと同じ・・・。」
  ジェシカ「まさか・・・」
  警官1「ここ数カ月、同一犯と思われる強盗事件の犯人の足取りを
      追っていたところ、その盗まれたものが一部・・・毎回少量で
      はあるのですが、同じ所へ流れていることが分かったのです
      。」
  ジェシカ「・・・同じ所・・・?」
  警官1「そう、ここあなたの所へね!!」
  ジェシカ「・・・嘘・・・」
  警官1「警察までご同行願います。」
  ジェシカ「待って下さい!!」

          警官2人、ジェシカの腕を掴み、下手方へ
          無理矢理連れて行こうとする。

  ライアン「お巡りさん!!ばあちゃんは犯人なんかじゃない!!」
  ジェシカ「(一瞬、怪訝な表情でライアンを見るが、何か少し感ずいた
       ように。)ライアン!!ジャックのことをお願い!!私が戻る
       までその子を・・・!!」
  ライアン「え・・・え・・・!?僕・・・!!でも・・・!!」
  ジェシカ「ジャック・・・!!ジャックーッ!!」

          ジェシカ、警官に引っ張られるように、下手へ
          去る。

  ライアン「ばあちゃーん!!」
  ジャック「うぇーん・・・!!(泣く。)」
  ライアン「あ・・・え・・・!?よしよし・・・(あやす。)おい、泣くなよ・・・!!
       嘘だろ・・・!!ばあちゃーん!!早く帰って来てくれよーっ!!
       よしよし・・・高い高ーい!!(泣いていたジャック、笑い出す。)
       高い高-い!!ばあちゃーん!!」

          ライアンの叫び声残して、紗幕閉まる。

     ――――― 第 4 場 ――――― 

          紗幕前。音楽流れ、下手より泥棒達登場。歌う。

          “俺たちゃ泥棒
          この町のお宝全て
          頂戴するぜ
          俺たちゃ泥棒
          目を付けた金品財宝
          必ず手に入れてやる”

  男1「今度は町の大富豪に目を付けてあるんだ!」
  男2「へえ・・・」
  マイク「・・・俺・・・」
  男1「ん?」
  マイク「そろそろ、この泥棒稼業も潮時なんじゃないか・・・?」
  男1「何言ってんだ!!」
  男2「マイクは、この間のヘマで、少しばかし怖気付いてんのさ。」
  マイク「俺は・・・」
  男1「マイク!今度はドジ踏むなよ!この間みたいに警官に見つかっ
     て、怪我を・・・あ?おまえ、そう言や、怪我如何したんだよ・・・。
     腕を撃たれたんだよな?確か・・・」
  マイク「え・・・あ・・・ああ・・・それが・・・か・・・勘違いしてたんだ!!」
  男3「勘違い・・・?」
  マイク「腕を撃たれたと思って、大騒ぎしたけど、掠っただけだったん
      だ。」
  男2「掠っただけ・・・?」
  男3「なあんだ、そうだったのか。」
  マイク「ああ、悪い・・・!大騒ぎして・・・。」
  男1「ふうん・・・。まあいいや、今度はあんな大騒ぎするなよ。」
  マイク「あ・・・ああ。」

          マイク残して泥棒達、上手へ去る。
     ――――― 第 5 場 ――――― 

          紗幕開く。と、前場の風景。(マイク、ジェシカの
          家の前。)
          マイク、佇む。一瞬大風が吹き抜ける。(“ビューン”)

  マイク「何だか風が強くなってきたな・・・」

          そこへ家の中からライアン、慌てた様子で登場。

  ライアン「じいちゃん!!」
  マイク「え・・・おまえ・・・何で、俺ン家に・・・?」
  ライアン「馬鹿野郎!!じいちゃん、今まで何やってんだよ!!」
  マイク「誰がおまえのじいちゃんなんだ、馬鹿!」
  ライアン「ばあちゃんが、警察に連れて行かれたんだ!!」
  マイク「え・・・?ばあちゃん・・・?」
  ライアン「じいちゃんの奥さんのジェシカだよ!!」
  マイク「おまえの話し、よく分かんねぇよ。それより人ン家でおまえは
      何やってんだよ!ジェシカは?」
  ライアン「あーっ!!もう!!だから!!ハリケーンの向かう先に、
       兄ちゃんの奥さんのジェシカが、警察に泥棒の容疑を掛け
       られて、連れて行かれたんだよ!!」
  マイク「泥棒の容疑って・・・」
  ライアン「兄ちゃんが昨夜、宝石店から盗んだブローチを付けてたか
       ら、犯人扱いされて連れて行かれたんだ!!」
  マイク「まさか・・・」
  ライアン「本当だよ!!ハリケーンが今にも町の中心へ向かおうとし
       ている時に、何でそんな危ない場所に、ばあちゃん連れて行
       かせるんだ!!」
  マイク「そんなこと言ったって・・・」
  ライアン「早く、ばあちゃん助けに行くぞ!!」
  マイク「あ・・・ああ・・・!!そうだ、ジャック・・・」
  ライアン「大丈夫!!ひいじいちゃんなら、隣のおばさんに頼んだよ
       !!」
  マイク「え?ひいじいちゃんって・・・おまえ誰なんだよーっ!!」

          ライアン、マイクの手を取り、下手へ走り去る。
          紗幕閉まる。

     ――――― 第 6 場 ――――― A

          紗幕前。
          ハリケーンの大風が吹き荒れ、人々が逃げ惑う。

  人々「キャーッ!!」
     「わあーっ!!」
     「早く逃げろーっ!!」
     「ハリケーンが家屋を巻き上げながら、町の中心部へ向かって
     行くぞーっ!!」
     「わあーっ!!助けてーっ!!」

          (“ゴオーッ!!”)
          暫くの喧騒の後、静寂が辺りを包む。

     ――――― 第 6 場 ――――― B

          紗幕開く。と、嵐の過ぎ去った後の町の様子。
          その時、ジェシカの名前を呼ぶ声が聞こえる。
          
  声「ジェシカー!!」
  声「ばあちゃーん!!」

          そこへ、下手よりマイクとライアン、慌てて走り
          登場。回りを見回し、ジェシカを捜すように。

  マイク「ジェシカー!!」
  ライアン「ばあちゃーん!!」
  マイク「ジェシカー!!何処なんだーっ!!ジェシカーッ!!」
  ライアン「ばあちゃーん!!ばあちゃーん!!」
  マイク「・・・おい・・・おまえ、その“ばあちゃん”って何なんだよ、さっき
      から・・・。」
  ライアン「いいじゃない、そんなこと如何だって。」
  マイク「いいじゃないって・・・」
  ライアン「あ!!あそこを見て!!(後方、倒壊した家屋の方を指差
       して。)」
  マイク「え?」
  ライアン「ばあちゃん!!」
  マイク「ジェシカ!!」

          2人、その方へ駆け寄り、マイク家屋の後ろから
          ジェシカを抱き抱え、ゆっくり前へ。下へ下ろす。

  マイク「ジェシカ!!ジェシカ・・・!!」
  ライアン「ばあちゃん・・・間に合わなかったんだ・・・」
  マイク「ジェシカ・・・(ジェシカに伏せ、泣く。何かに気付いたように。)
      ・・・ジェシカ・・・?ジェシカ!!まだ生きてる・・・!!」
  ライアン「え・・・?」
  マイク「まだ息をしているぞ!!直ぐに病院へ連れて・・・」
  ライアン「待って!!」
  マイク「え?」
  ライアン「待って、じいちゃん!!ばあちゃんを僕に見せて!!」
  マイク「おまえ何言って・・・」
  ライアン「忘れたの!?僕、じいちゃんの怪我を治してあげたでしょ
       !!」
  マイク「あ・・・ああ・・・!!そうか・・・」
  ライアン「(ジェシカを見て。)・・・大丈夫だ!!まだ死んでない!!
       (ジェシカの体に触れ、暫く祈るように。)」

          その時、ジェシカ、ゆっくり目覚める。

  マイク「ジェシカ・・・」
  ジェシカ「マイク・・・?」
  マイク「ジェシカーッ!!(抱き締める。)」

          マイクとジェシカを微笑んで見詰めるライアン。
          暗転。

     ――――― 第 7 場 ―――――

          (紗幕前。)
          上手スポットにライアン、下手スポットにマイク
          浮かび上がる。

  マイク「おまえのお陰なんだろ・・・?ジェシカの命を救ってくれた・・・。」
  ライアン「僕はその為にここに来たんだ、だから・・・」
  マイク「その為・・・?」
  ライアン「うん。僕は未来のあなたの玄孫・・・。あなたは未来の僕の
       ひいひいお祖父さんにあたる人だよ・・・。」
  マイク「まさか・・・って驚いても、現実にあんな魔法使いみたいなこと
      を目の前で見せられちゃ・・・信じるなって言われても、信じるしか
      ないよな・・・。そうか・・・未来の俺の・・・。え・・・?でもどうやっ
      てここに・・・?」
  ライアン「100年以上先の未来には、タイムマシンだってあるんだ。」
  マイク「へえ・・・」
  ライアン「人間の寿命も、この世界とは比べ物にならないくらい長い
       んだ。だから僕の家には、150歳の元気なひいひいお祖父さ
       ん・・・あなたがいるんだよ。」
  マイク「150歳の・・・俺が?そうか・・・。長生きなんだな、俺・・・(笑う。
      )ジェシカは・・?」
  ライアン「お祖母さんのことは・・・僕は知らない・・・。」
  マイク「・・・知らない・・・?」
  ライアン「僕が生まれるずっと以前にもう・・・」
  マイク「ジェシカが・・・」
  ライアン「このハリケーンで本当は・・・おばあさんは亡くなる筈だった
       んだ・・・。」
  マイク「え・・・じゃあ・・・」
  ライアン「うん。だから僕はおじいさんに頼まれて、おばあさんを助け
       る為に未来から来たんだよ。」

          音楽流れ、ライアン歌う。

          “僕はあなたの命を受け
          遥か彼方からやって来た・・・
          大切な人 助ける為に
          まだ見たことのないその人が
          僕にとっても大切な
          未来につながる人だから・・・”
  
          マイク歌う。

          “何て言うこと・・・
          そんなことが
          未来には当たり前に起こるのか
          俺には全く考え及ばない
          ただ普通に生きてるだけで
          未来はどんどん変わって行くのか・・・”

  ライアン「うん!!」
  マイク「未来では、魔法まで使えるみたいだな・・・」
  ライアン「え?」
  マイク「おまえは・・・俺の傷を治し、そしてジェシカの命まで救ってく
      れた・・・。あんなことは、普通の人間じゃ、出来ないぞ。」
  ライアン「そうだね。」
  マイク「じゃあ・・・」
  ライアン「だって、僕のママは宇宙人だから。」
  マイク「う・・・宇宙人!?」
  ライアン「何、そんなに驚いてるの?そんなの、僕らの時代では当た
       り前だよ。」








      ――――― “ライアン”完結編へつづく ―――――







 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


   (どら余談^^;)

   無茶苦茶余談ですが・・・
   今朝、初めて“毛玉取り”なるものを使用してみたら、
   面白くて夢中になり過ぎて・・・気付いたら洋服に
   虫食いのような穴がチラホラ・・・(>_<)
   毛玉取りの威力に、朝っぱらから驚かされた次第です^_^;
   ・・・にしても・・・穴が開いた洋服に・・・ショックです・・・(>_<)