2013年7月28日日曜日
“みりとポン吉” ―全9場― 4
7月28日(日)
いつも使っているパソコンが、ここ数日全くの
アウト状態に陥っていました(>_<)
この今使っているパソコンも、古い以前使用していた
物を、修正し直して使っているので、またいつどうなるか
・・・と思うと、ドキドキです(ーー;)
またお休みが続いたなら、パソコンがアウトになったか
・・・とお考え下さいませm(_ _)m
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ーーーーー 第 8 場 ーーーーー
舞台後方、カーテン後ろに大木と、みり、ポン吉
のシルエットが浮かび上がる。
2人、上方を見上げながら。
みり「この木の上ね・・・」
ポン吉「うん・・・。みり・・・僕は自分の星へ帰っても、この地球
から君があの月を見てる時、僕も反対側の星から同じ
月を見てる・・・必ず・・・心はつながっているから・・・」
みり「・・・ポン吉・・・」
ポン吉「行って来るよ!!」
みり「(頷く。)気を付けて、ポン吉!!」
ポン吉、大木に登って行く。
ポン吉の声「(一時置いて。)・・・あった・・・あった!!みり!!
あったよ!!僕の体だ!!」
みり「やったわね!!」
ポン吉の声「ありが・・・(声が途切れる。)」
みり「・・・ポン吉・・・?ポン吉!?どうしたの!?」
その時、木の上からポン吉(ぬいぐるみ)が
落ちて来る。
みり「(ポン吉を抱き上げる。)・・・ポン吉・・・?ポン吉!!そん
な突然に帰っちゃうなんて・・・!!嫌・・・嫌よ、ポン吉ー
!!(声を上げて泣く。)」
紗幕閉まる。暗転。
――――― 第 9 場 ―――――― A
紗幕前。下手よりパーティドレスに着飾った
メアリ、ヒューイ、トンリー登場。
ヒューイ「ありゃ屹度、クマ鍋なんて言った、崇りだぜ。」
メアリ「もう嫌なこと思い出させないでよ!!今日は待ちに待っ
た卒業パーティなのよ!!それよりどう?今日の私!」
トンリー「凄い綺麗だよ、メアリ。」
ヒューイ「勿論。」
メアリ「ありがとう。」
ヒューイ「ラストダンスは是非、僕と!」
メアリ「そうねぇ・・・」
トンリー「あ・・・ずるいぞ!!」
3人、話しながら上手へ(一旦)去る。
―――――第 9 場 ――――― B
紗幕開く。と、卒業パーティ会場。明るい音楽
流れ、ドレスアップした生徒達、其々楽しそうに
踊っている。メアリ、ヒューイ、トンリー上手より
登場。
メアリ「ヒューイ!(手を出す。)」
ヒューイ「喜んで・・・(メアリの手を取り、踊りに加わる。)」
トンリー「あ!!抜け駆け・・・(溜め息を吐き、違う女の子を誘っ
て踊る。)」
その時、上手よりドレス姿のみり、一人で登場。
みんなの様子を見て、溜め息を吐き、踊りの輪
から離れた壁に凭れる。曲が終わり、其々バラ
バラに離れる。
そこへ下手より、一際目を惹くハンサムな少年
登場。誰かを捜しているように。みりを認め、
ゆっくり近付く。
生徒1「(コソコソと。)・・・誰?」
ヒューイ「あんな奴、うちの学校にいたか?」
メアリ「知らないわよ!!」
生徒1「あんなカッコいい男の子いたら、即アタックするわよね
。」
生徒2「見て・・・!!みりの方へ寄って行くわ!!」
メアリ「嘘・・・」
少年、ゆっくりみりの前へ。
少年「みり・・・僕と踊ってくれませんか?(手を出し、微笑む。)」
みり「・・・王子様・・・」
少年、みりの手を取り、舞台中央へ。
音楽流れ、2人スポットに浮かび上がる。
少年「お礼が中途半端になってごめんね。みり・・・ありがとう・・・
」
みり「・・・誰・・・?」
少年「(微笑む。)」
みり「・・・ポン吉・・・?」
少年「うん・・・君のポン吉だよ。」
みり「嘘・・・(呆然と少年を見詰める。)」
少年「本当さ。(ポケットから四つ葉のクローバーを取り出す。)
ほら・・・君に貰った、この四つ葉のクローバーのお陰で、
僕は体を見つけることが出来たんだ・・・。」
みり「ポン吉・・・(思わず涙が溢れる。)ポン吉!!(少年に抱
きつく。)」
音楽大きくなり、2人、ダンスを踊る。
(いつしか回りのみんなも踊りに加わる。)
一頻り踊った後、見詰め合うみりとポン吉
残し、場面変わる。
みり「もう、お別れなのね・・・」
少年「うん・・・。」
みり「ポン吉・・・(泣く。)」
少年「泣かないで、みり。(微笑む。)僕の星と、この地球は随分
離れているけれど・・・言っただろ?僕の星は科学の進歩
が目覚ましいって・・・。会いたくなったら、君が僕の心に
話し掛けてくれさえすれば、僕は直ぐに宇宙船に乗って、
また、みりに会いに飛んで来るよ・・・。」
みり「・・・本当に・・・?」
少年「うん!!」
みり「(嬉しそうに。)ポン吉!!」
少年「また、会おう!!」
みり、ポン吉歌う。
“2人で力を合わせて
何かを成し遂げる
それがたとえどんな些細なことでも
力を合わせることに意味がある
1人じゃどうしようもなかったこと
2人なら大丈夫(願いは叶う)
あなたと2人
共に手を取り叶えた思い
いつも心は側に・・・”
音楽盛り上がり
――――― 幕 ―――――
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