2012年1月15日日曜日

“いのちの水” ―2幕― 3


         (春公演プログラム表紙)


 
      バルコニーセリ下がり、紗幕開く。
      音楽変わる。

     ――――― 第 8 場 ―――――

  父「大丈夫かい・・・?」
  エリィ「ええ多分・・・」
  父「信じてるよ・・・」
  エリィ「お父様・・・」

      父歌う。

     “どんな時も 強くあれと
      育ててきた大切な者
      みんなの願い
      胸に刻み1人
      旅に出る時・・・”

  エリィ「おばあ様!その方法を私に教えて!」

      おばあ様、エリィ歌う。

   おばあ様“初めは”  エリィ“どうするの?”

         “魔法の”      “取り戻すの”

         “杖
          陽にかざし”   “不安だわ”

         “受け取れ”    “できるかしら”

         “まず”

       父歌う。

     “力をよみがえらせ
      立ち向かう勇気持ち
      今!行け!さあ!”

       エリィ歌う。

     “行く 大切なものを守る為”

       父歌う。

     “おまえならできる筈”

       エリィ歌う。

     “できる”

       父歌う。

     “おまえならば”

       エリィ歌う。

     “私が行く みんなの為
      勇気を出し 必ず戻る
      願いはただ1つだけ
      思いただ叶えるだけ”

    村人たち“信じる 唯一 希望 導く
   (コーラス) あなたが希望の星ただ
           祈り届けと”

       父歌う。

     “ただ待つ
      必ず帰ると信じて”

    村人たち“希望の星”
   (コーラス)

       エリィ、カイト歌う。

   エリィ“私が行く みんなの為       カイト“僕も
       勇気胸に必ず帰る              行くよ
       それが国を救うことになるなら       君と
       この身を捧げるわ”              力になりたい
                                 あなたの
                                 為”

  エリィ「いざ!砂漠の魔女の元へ!!」
 
   
     
                 1幕ラスト ※


       ――――― 第 1 部  幕 ―――――

 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


        ――――― 第 2 部 ―――――


             音楽流れ、幕が開く。

        ――――― 第 1 場 ―――――



   
         「水がない~♪」「水~♪」「水~♪」



      村人たち歌う。

 コーラス“水
       水
       水はまだか”

 村人達“水がない渇き    コーラス“水を”
      干上がりそうだと
      我慢することは         “水さえ”
      限界だ

      あいつに任せた         “渇きを”
      それが間違いだ  
      あんな娘には          “水だけ”
      無理

      あいつに託した         “水をくれ”
      間違いだった
      この渇き耐えて         “限界”
      待つ

      生きる為にただ         “生きる為”
      必ず必要
      水がなければ          “水が必要”
      干上がってしまう”

     父歌う。

      “おまえを信じてる    村人達“水さえ
       愛する者の為           渇きを
       必ず戻ってくる           水を
       水を手に              干上がりそうだ”

       人々の声
       胸に届けと
       願いを込めて
       ただ祈る         村人達“水をくれ
                           干上がるぞ
       ああ                 限界だ
       待つだけ              水がない
                           水をくれ
       水”                  生きる為
                           水があれば”


      紗幕閉まる。
      上手より、エリィ登場。カイト続いて登場。

  カイト「エリィ!!ずっと歩き詰めだ!!少し休もうよ!!」
  エリィ「(首を振る。)駄目よ!みんなが待ってるんだもの・・・!!
      私の帰りを・・・。」

      エリィ、カイト歌う。

   エリィ“みんなの為
       少しも早くと
       私のせいだわ きっと   カイト“そんなことない
       私はよくない心で          よい心で”
       いたわ・・・”

  エリィ「さぁ、行きましょう!(下手へ。)」
  カイト「・・・うん・・・」 

   
             エリィとカイト。※2



  ――――― 第 2 場 ―――――

      紗幕開く。と、東の森。
      妖精達、歌う。

   
               妖精達。※3


    “素敵な光溢れる美しい森
    ここには可愛い妖精達が住む
    誰にも秘密なの妖精の森
    でも誰も分からない
    清らかな心持った
    綺麗な眼差しで           
                         “きっといないわ”
    見ないと見つけられない私達
                         “勿論”
    だけどもいるかも知れないから
                         “そう” “気を”
    気を付けましょう秘密よ
                         “綺麗だけど
                          秘密なのよ分かる?”
    誰にも内緒 隠れましょ
    誰にも秘密 静かにね
    知れると大変 危ないわ
    人間なんて危険なの

    まぁ 恐ろし
    まぁ 怖いわ

    隠れろ 危ない
    捕まる 危ない
    危険だ 危険だ 危険だ
    危険だよ!!

    人だ 人だ
    人だ 人だ”

  妖精1「人間だ!!」
  妖精2「姿を隠せ!!」
  妖精3「見られるな!!」
  妖精1「見つかると、酷い目にあうぞ!!」
  妖精2「人間なんかに、俺達が見つけられるものか!!」

     その時、下手よりエリィ、カイト登場。

  エリィ「わぁー・・・綺麗な森ねぇ・・・。」

     エリィ歌う。

     “綺麗な森だわ
      こんな森初めてよ
      いいことホント
      何か起こりそう
      だけども私には
      大切な役目があるの
      だから
      見えないどこなの         妖精達“危ない
      私の前に来て                 逃げろ
      見つけみせましょう              隠れろ
      この森で                    危険
      お願いよ私の前に              絶対”
      その姿を見せて欲しいのよ”

     妖精達歌う。
 
     “逃げろ 逃げろ 逃げろ 逃げろ
      逃げろ 見つかるな!!”

  妖精3「さぁ、早く見つからないように、隠れようぜ!!」
  妖精4「そうね!」
  妖精1「そーっと・・・そーっと・・・」






   さて、
   エリィは妖精を見つけることができるでしょうか・・・。
   それでは“4”に参りましょう・・・。









  ※1部のラストで、エリィちゃんが杖を持ったままポーズを決め、
    幕が閉まるのですが、このポーズ、どんな風に取れば
    良い感じに見えるのか・・・等々、色々と考えたあげく・・・
    なんであんななんてことない・・・フツーのポーズ、
    してるんでしょうね~(>_<)
 
  ※2、第2部からの“エリィちゃん”は、活動的に見えるように、
    髪を束ね、ドレス丈だったスカートは、短くなっています。
    (下のドレス部分を引き抜いています。)
    ・・・なんだか・・・より一層、“キャシー”そっくり・・・?^^;

  ※3、妖精達のお人形は、ご存じのように・・・今までの作品に
     登場したお人形に、羽を付けて使っています。中央、
    ブルーのお洋服の子は“キャシーの森”の“風の精”です^^;

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