2012年1月18日水曜日
“いのちの水” ―2幕― 完結編
“砂漠” エリィとカイト。
(エリィちゃんとカイくん、頭巾・・・?を被っています。・・・が、この
頭巾、演技をしていると、激しく頭を振る為、髪の毛で滑って
どーしても脱げちゃうのです・・・(>_<)エリィちゃんの頭巾が
脱げるのも時間の問題です・・・。次の写真では多分・・・(-"-))
――――― 第 4 場 ―――――
音楽変わる。
コーラス“砂漠 砂漠
砂漠 砂漠
砂漠 砂漠
砂漠 砂漠” ※
カイト「暑いなぁ・・・」
エリィ「一体、どこに行けば砂漠の魔女を見つけることができる
のかしら・・・。」
カイト「例え見つけることができたって、こんな広い砂漠じゃ、
いくら魔女に水をかけたところで、きっと焼け石に水だ・・・。」
エリィ歌う。
“こんな広い砂漠の中
水は直ぐに乾き
跡もないわ
どうすれば勝つことができるの
砂漠の魔女の魔法を解くの”
カイト歌う。
“一体どこにいるんだ その
姿を隠す砂漠の砂の威力
見つけることができるだろうか
彼女の力になることができるのか・・・”
エリィ「駄目・・・いくら魔法の杖で水をまいたって、見る見る砂に
吸い込まれていくわ・・・。」
カイト「本当だ・・・」
エリィ「どこにいるの!?砂漠の魔女!!姿を現わしなさい!!」
魔女の声(エコー)「(笑う。)私がそう簡単に姿を見せると思ったら、
大間違いだ!!(笑う。)」
エリィ「どこにいるの!?」
魔女の声(エコー)「(笑う。)そんな安々と見つけられると思って
いるのか!!全ての国々から水を奪い去り、
全世界を砂漠の城と化すのだ!!おまえの
ような子どもに、見つけられる訳がない!!
(笑う。)」
エリィ「ひどい・・・。そんなこと絶対にさせないわ!!でも・・・
どうすれば・・・どうやって砂漠の魔女を倒せばいいの・・・
!?」
カイト「エリィ・・・!」
魔女の声(エコー)「(笑う。)おまえのような小娘に、私が倒せる
筈がないわ!!」
エリィ「・・・そうだわ・・・!!魔法の杖よ!!この砂漠を湖に
変えて!!」
魔女の声(エコー)「・・・何!?」
エリィ「全ての砂を飲み込み、澄んだ水の溢れかえる、大きな
大きな湖に変えてーっ!!」
水の溢れ出る音。(ゴーッ・・・。)
背景、水色に変わる。
魔女の声(エコー)「ギャーッ!!水が・・・!!水がーっ!!」
水の轟音が響き渡る。
魔女の声(エコー)「ギャーッ!!」
「水がーっ!!」 ※2
――――― 第 5 場 ―――――
場面変わり、音楽流れる。
コーラス“水が戻る・・・
砂漠の魔女は消え “国が平和に
全てが今” 元に戻る筈”
水が戻り 平和を取り戻し
元に戻る筈だったのに・・・ “ああ・・・
水”
水は戻らない
ここに住むことは・・・”
上手よりエリィ、下手より父登場。歌う。
エリィ“あぁ 私の力が足りなくて
国を救うことができなかった・・・”
父“あぁ おまえは私の誇りだから
頑張った自分に自信を
大切なことはその気持ちだ”
エリィ「私・・・間に合わなくてごめんなさい・・・。」
父「何を言うんだ・・・。おまえはよく頑張ったよ。」
エリィ「お父様・・・」
「ごめんなさい・・・」エリィ。
父“あぁ おまえは私の自慢だから”
エリィ「男の子でなくても・・・?」
父「当たり前じゃないか・・・。男でも・・・女でも・・・勇気を出して
砂漠の魔女に立ち向かい倒したのは・・・エリィ・・・他の誰
でもない、おまえなんだよ・・・。」
コーラス“思いは伝わる 目に見えなくても”
父“あぁ おまえは私の誇りだ
誰もが皆そう思っている”
コーラス“あぁ あなたはみんなの自慢だから”
エリィ“あぁ 私がみんなの力に
少しでもなれたとしたならば”
エリィ“あぁ 私が 父“あぁ おまえが
私でいいと 私の自慢の
気付いた” 娘”
村人の声「水だーっ!!全ての国に水が戻ったぞーっ!!」
水が溢れ出す。
音楽盛り上がり
――――― 幕 ―――――
「水だーっ!!水が戻ったぞーっ!!」
※この“砂漠 砂漠~♪”の歌、全般に高度な歌が揃っている
今作品の中で、比較的簡単な部類の歌なのです。
よって、皆も歌いやすいので、ここぞとばかりに張り切って
歌う為、本当は“不気味~・・・な感じ”のコーラスが欲しい
のに、いやに“元気な感じ”になってしまって、最初の頃は
歌い方を何度か注意させて頂きました・・・^_^;
お陰で仕上がりは、完璧で、恐ろしげな“砂漠~♪”になった
な~・・・と(^^)v
※2、この場面、見ての通り、あえて“魔女”は登場させません
でした。声だけで倒されていく過程を想像してもらうこと
によって、観客の皆さんの中で、いかようにも変わる
“魔女”と言う人・・・。基本的に、悪い人でも最後には
“改心する”と言うのが、私の作品の中の主軸にあるので、
今作品の悪役は、このような形に致しました^^;
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