2012年1月26日木曜日
“未来への贈り物” ―全6場― 3
(左より)花・そら・ブルー。
脚本では“上手”と表記されていますが、またいつものように
途中で“下手”登場に変わったんでしょうね、花ちゃん。
あの立ち位置に上手から登場すると、そら君とブルー君・・・
邪魔ですもんね~^^;
人と違って、間にいるお人形を通り越して、向こうへ行こうと
思うと、とーっても大変なのです(-_-;)
色んなところで、こんな疑問が沢山あると思いますが、気に
せずお読み下さい
― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪
上手より、花登場。
そら「あいつら、あれが何なのか、きっと見てたんだ。」
ブルー「僕、あれがないと未来に帰れない・・・」
そら「取り返しに行こう!!」
ブルー「え?」
そら「ないと困るんだろ!?」
ブルー「うん!!」
花「そら君!!またこんなとこで掃除さぼってる!」
そら「そんなこといいんだよ!!今の黒ずくめの2人組、どっち
の方角へ走って行ったか分かるか?」
花「え?ああ・・・あの2人組なら、最近2丁目の空き工場に、
よく出入りしているのを見たけど・・・」
そら「2丁目か・・・!!ブルー!!行こう!!花!!警察に
電話して、空き工場に来るように言ってくれ!!」
ブルー「(花に頭を下げる。)ありがとうございます!」
そら、ブルー上手へ走り去る。
花「あ・・・!!ちょっと、そら君!!待ちなさいよ!!もう・・・
これじゃ、いつまでたっても裏山の掃除担当グループは
終わらないじゃない・・・!!それにしても・・・変わった服
着てる子ね。あんな子、うちの学校にいたかしら・・・。」
――――― 第 4 場 ―――――
音楽流れ、紗幕閉まる。
上手より、そら、ブルー走りながら登場。歌う。
※
そら「早く!!こっちだ!!ブルー!!こっち、こっち!!」
ブルー「うん!!あっ!!(こける。)」
そら「大丈夫か?」
ブルー「うん!」
そら“急げ 取り返すぞ
早く 大切な思い
行くぞ 未来への扉を開ける”
ブルー“取り戻す為 危険な扉
共に行こうと言う
君に出会えて幸運だった
明るい光だよ”
そら「ここだ・・・」
そら、ブルー下手へ去る。
――――― 第 5 場 ―――――
紗幕開く。と、空き工場の中。
黒ずくめの男1、2、首飾りのようなタイムマシン
と、格闘している。
※1
男1「どうやったらでかくなるんだ、これ・・・。エイ!!ホッ!!
やあっ!!(タイムマシンを振ったり、叩いたりしてみる。)
おっかしいなあ・・・、あんな子どもが簡単に大っきくしたり、
小さくしたりできたんだから、俺様にもできないことはない
筈だ!!」
男2「ああ・・・」
男1「壊れてんじゃないか、これ・・・!!やめた、やめた!!
ちょっと休憩だ!腹減ったなぁ・・・。おい、何か食べる物
買って来てくれよ!!」
男2「ああ・・・」
男2、下手へ去る。
男1「全くあいつときたら、“ああ”しか言わないなんて、変な
奴だなぁ・・・」
男1、横の机の上に首飾り型のタイムマシンを
置いて、上手へ去る。
そこへ下手より、ブルー、そら忍び足で登場。
そら「しめた!今、誰もいないぞ!」
ブルー「どこにあるんだろう・・・」
そら「早く探そうぜ!!」
ブルー「(回りを見回して。)200年前の家って・・・何だか今にも
崩れそうだね・・・。」
そら「何言ってんだよ!ここは家じゃなくて、もう使われてない
建物だから、ボロくて当たり前・・・って、そんなことより、
タイムマシン探せよ!」
ブルー「あ・・・うん・・・。(暫く探してから、机の上のタイムマシン
を見つける。)あった!!あったよ、そら!!」
そら「しっ!!本当に?」
ブルー「うん!!」
そら「さ!早く行こう・・・」
2人下手方へ。その時ブルー、置いてあったバケツ
に引っ掛かり、大きな音が鳴る。
ブルー「あっ!!」
男1の声「誰だ!!」
上手より、男1登場。
そら「仕舞った!!」
男1「あ!!おまえ達!!」
そら「(ブルーの手に持っていたタイムマシンを指して。)これは
返してもらうからな!!」
男1「あ、それは!!くそう・・・黙って持って行かせないぜ!!」
そら「ブルー!!(ポケットに入っていた、アルミホイルで包んだ
おむすびを取り出し、ブルーに投げる。)ほら!!」
ブルー「これは・・・」
そら「アルミホイルだ!!それを持って行けよ!!」
ブルー「え・・・」
男1「待て・・・(ブルーの方へ駆け寄ろうとする。)」
そら「わあっ!!(男1に飛び掛かる。)」
男1「あ!!何するんだ!!」
ブルー「そら!!」
男1「放せ!!放せー!!」
そら「早く行くんだ、ブルー!!それで未来をマスクなしで歩け
る世界にしろ!!」
男1「何をごちゃごちゃ言ってやがるんだ!!放せって言って
んだろ!!」
ブルー「でも・・・!!そら・・・!!」
そら「俺のことは構わず、早く行け!!」
ブルー「だって・・・!!」
そら「愚図愚図言ってたら未来に帰れないぞ!!」
ブルー「・・・うん・・・うん、分かったよ、そら!!」
ブルー、下手へ走り去る。 ※2
男1「あ!!待て!!待ちやがれ!!放せ!!放せ、こいつ
!!」
音楽流れる。
そら「(男1の体に、力ずくでしがみつく。)行かせない!!死ん
でも行かせるもんか!!」
男1「畜生!!」
※3
紗幕閉まる。
ブルーの声「そら・・・君のお陰で、僕は無事に未来へ帰ることが
できるよ・・・。君に貰った贈り物を胸に・・・。そら・・・
本当にありがとう・・・ありがとう・・・」
(タイムマインの音。)
上の台詞では“声”となっていますが、ブルー君、下から
上がる下がるで登場しています。人が演じているのなら、
その台詞は録音を使用し、口は閉じたまま、“心の声”・・・を
表現するのですが、とりあえず、エコーはかけてもらっていて
も、人形劇では「お人形が登場=そのお人形が喋っている」
状態になってしまうので、表現したい演出が出来なくて、
毎回妥協演出になることが、少し・・・残念ではあります(>_<)
でも、ゆ~っくり上がったり下がったりして、少しは表現したい
“回想”的演出に見えるよう・・・努力はしているんですけどね
・・・^^;
無事“アルミホイル”を手に、未来へと帰って
行ったブルーですが・・・
未来の空気は、現代のように綺麗なものへと
戻るのでしょうか・・・?
それでは完結編です。
※ この場面、文字通り“走って”いるのですが、どうやって
“走って”いる様子を見せようか・・・と、考え・・・
ご存じ“キャタピラ”の外側に絵を書いて、それを2人で
クルクル回す・・・と言う、何ともよくありそうな手法を使用
しました^^;・・・が、素材が段ボールで重く、2人で回す
には結構大変な操作で・・・(>_<)幅的には、そんな
デッカクできなかったので、短い物なのですが、
ドタバタ場面(裏方が)の一つとして、心に刻まれており
ます(~_~;)はい、先の公演ではキャタピラ操作の1人
に入っておりました^^;
走っているので、上下の写真でのキャタピラの絵は違っ
てます。
下の写真はブルー君がこけた所なので、キャタピラは止ま
っています(^^)vこのブルー君、何度か“こける”や“躓く”
ことがあるのですが、未来の子なので、自分の足で歩い
たり運動する機会が減ってしまって、そう言った動作に
対応しきれないのだ・・・とお考え下さい^^;メンバーにも
そう説明致しました~(^_^;)
※1、ご覧の通り、“横に机”などございません^^;・・・ので、
舞台の縁にタイムマシンを置いて、男1は去ります。
※2、この場面、人が演じる場面なら、上手い具合に間持ち
するんでしょうが、お人形が演じる場面なので、下手する
と、単なるドタバタ場面になるので、結構見せ方に苦労
した覚えがあります。
少しはそら君の奮闘振りが伝わるでしょうか・・・?^^;
※3、右端に“男2”がチラッと写っています^^;・・・が、彼は
たまたま写っただけで、この場面には登場していません。
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