2012年1月31日火曜日

“ピンクのももちゃん” ―全5場―


            2010年小学校公演より(簡易舞台)。
    (左より)小魚達・お魚先生・サメのおじさん・タコのおばさん 
 

    簡易舞台での公演の為、後ろの背景は代わりませんが・・・
    上の写真の中央(洞窟です^^;)、蓋で塞がれています。
    「何故・・・?」はお話しの中で・・・(^^)v

       
                                 どら。  



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  ももちゃん ・・・ ピンク色の小魚。
 
  サメのおじさん
  タコのおばさん

  ヒトデおじいさん

  先生 ・・・ももちゃんの担任の先生。

  小魚達 ・・・お魚学校の生徒達。

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  ――――― 第 1 場 ――――― A

      音楽流れ、幕が開く。

      一匹の先生魚と、小魚生徒達、下手より
      一列に並んで登場。

  先生「さあ皆!ちゃんと並んで付いて来るんですよ!もうすぐ、
      珊瑚礁の森に着きますからね。」
  生徒達「はーい!」
  小魚1「先生ー!僕、お腹が空いたよー!」
  先生「もう少しで、遠足の目的地よ!珊瑚礁の森に着いたら、
      お弁当にしましょうね。」
  生徒達「はーい!」
  先生「さあ、頑張りましょう!」

      魚達、上手へ去る。
      一寸遅れて、下手より一匹のピンク色の小魚(もも)、
      珍しそうに回りを見回しながら登場。

  もも「わぁーっ・・・。綺麗ねぇ・・・。」

      もも歌う。

      “素敵な場所
       初めて見る
       夢のような
       綺麗な場所だわ”

  もも「あのキラキラした光は何かしら・・・。」
  ヒトデおじいさん「やぁ・・・そこの小さなお嬢ちゃん。」
  もも「(ヒトデを認め。)まぁ、ヒトデのおじいさん!こんにちは!」
  ヒトデおじいさん「先生とお友達は、もうとっくの昔に行ってし
             まったぞ。置いてきぼりかのぉ。(笑う。)」
  もも「だって、初めての場所で気になるものが沢山あるんだもの
     !勿体なくて、みんなのようにサッサとなんて行けないわ!」
  ヒトデおじいさん「そうじゃなぁ・・・(笑う。)」
  もも「ねぇ、おじいさん!(上を指して。※)あのキラキラ光って
     いるものは何?」
  ヒトデおじいさん「おお・・・あれは、太陽の光が海面に反射して
             おるんじゃよ。ここは海面が近いからのぉ・・・」
  もも「太陽の光・・・?」
  ヒトデおじいさん「そうじゃよ・・・」
  もも「捕まえられる?」
  ヒトデおじいさん「(笑う。)そりゃあ無理じゃよ・・・」
  もも「私、あのキラキラが欲しいわ!!ママのお土産に持って
     帰れば、きっと喜んでくれるもの!!じゃあね!!
     おじいさん!!」

     もも、上手後方へ去る。 

  ヒトデおじいさん「あ!!これ、待ちなさい!!おい、チビさん
             !!やれやれ・・・(眠る。)」 

  ――――― 第 1 場 ――――― B 

      音楽流れ、先生魚、回りをキョロキョロ見回しながら、
      上手より登場。

  先生「あぁ・・・困ったわぁ!!一体どこへ行ったのかしら・・・
      !!」
  
      先生歌う。

      “大変!大変!どこにいるのかな
       可愛い小さな私の教え子
       大変!大変!一体どこなの
       ピンクでおしゃべり 可愛いあの子

       ちょっと目を離した ほんの少しの間に
       見えなくなるなんて油断してたのね
       付いて来てる筈のピンクのあの子がいない

       大変!大変!早く出て来てね
       こんなに心配 私が悪いの
       大変!大変!きっと捜してる
       不安に思って泣いている筈よ

       大変!大変!早く見つけなきゃ
       こんな広い海 オロオロいている
       大変!大変!どなたか力を
       私に貸して下さいませ!”

      (ヒトデおじいさん、いびきをかいて眠っている。)

  先生「あ!ヒトデおじいさん!!」
  ヒトデおじいさん「う・・・ん・・・むにゃむにゃ・・・」
  先生「起きてちょうだい!!ねぇ、おじいさん!!」
  ヒトデおじいさん「うん・・・ふぁぁ・・・誰じゃ・・・わしの昼寝の邪魔
             をするのは・・・」
  先生「ごめんなさい、ヒトデおじいさん!!少し聞きたいことがっ
      て・・・」
  ヒトデおじいさん「なんじゃ・・・」
  先生「この辺りをピンク色の小さなお魚が、ウロウロしてなかった
      かしら!?」
  ヒトデおじいさん「ピンク色・・・」
  先生「ええ!!私のクラスの生徒なんですけれど、気が付いたら
      あの子だけいなくて・・・!!今こうして皆で手分けして捜
      してるんですの!!」
  ヒトデおじいさん「ほう・・・それは大変じゃのぉ・・・」
  先生「それでおじいさん!!ピンクの子を見なかったですか!?」
  ヒトデおじいさん「ピンク・・・ピンク・・・おお!!確かにピンクの
             小さい魚が、わしの前を・・・」
  先生「通ったんですか!?」
  ヒトデおじいさん「「ああ・・・」
  先生「それでどこへ行ったか分かります!?」
  ヒトデおじいさん「いやぁ・・・1人で勝手にベラベラと、何か喋って
             おったがのぉ・・・。おお・・・そうそう・・・確か・・・
             ほれ・・・そのキラキラ光る、太陽の光にえらく
             興味をひかれたようじゃったわ。」
  先生「太陽の光・・・?」
  ヒトデおじいさん「誰かのお土産にするとかなんとか言っておった
             のぉ・・・」
  先生「大変!!あの子、海の上へ向かったんだわ!!ありがとう、
      おじいさん!!」

      先生、慌てて上手後方へ去る。

  ヒトデおじいさん「あ・・・いや何・・・。先生も生徒も・・・えらく騒々
             しい学校じゃのぉ・・・。」

      ヒトデ眠る。

  ――――― 第 2 場 ―――――

      音楽流れ、上手よりもも、歌いながら登場。

      “ねえ 見て キラキラだわ
       この 手に 触れてみたい
       まあ なんて素敵なの
       どこにでもあるわ
       必ず この手に入れるわ 宝物
 
       ほら 見て そこにあるわ
       手を 出し 掴みたいの
       まあ なんて綺麗なの
       ここにしかないわ
       絶対 この手に掴むわ 思い出に”

  もも「あ・・・待って・・・待ってー!!キラキラさん!!・・・あぁあ
     ・・・行っちゃった・・・」

       怪しい音楽流れ、岩陰からサメ登場。
       ももの側へゆっくりと。

  サメ「おい・・・そこのピンクのおチビさん!」



   
    とっても分かりにくいかも知れませんが・・・赤い先生魚と、
    サメのおじさんの間に“ピンク色”のももちゃんがいます。
    後ろの洞窟の蓋・・・ないですね~・・・^^;



  もも「え?」
  サメ「そんなに急いで、どこへ行こうとしてたんだい?」
  もも「まぁ、大きなおじさん!こんにちは!」
  サメ「俺様は“サ・メ”って言うんだ。」
  もも「サ・・・メ・・・?」
  サメ「そうさ。」
  もも「サメのおじさんの背中には、カッコいい角があるのねぇ・・・。」
  サメ「ツノ・・・?(笑う。)まぁな。ところで、おまえさんはどこへ行こう
     としてたんだい?」
  もも「私、あのキラキラした綺麗な光を、持って帰りたいの!」
  サメ「キラキラした光・・・?」
  もも「そう!でもさっきから、追い掛けても追い掛けても、追い付
     かないの!」
  サメ「(笑う。)そりゃそうさ・・・。その光は・・・いや・・・待てよ・・・、
     そうだ・・・。俺様がそのキラキラをつかまえられる場所まで、
     案内してやろうか?」
  もも「本当!?」
  サメ「ああ!その代わり、そのキラキラを手に入れたら、俺様に
     食事をご馳走してくれるか?」
  もも「ええ!!お安い御用よ!!ママに頼んで、あなたの食べ
     たい物を、なんでもご馳走するわ!!」
  サメ「いやぁ・・・ご馳走も何も・・・おまえさんがちょいと皿に
     乗っかってくれりゃあ・・・」
  もも「え?」
  サメ「あ、いや・・・」

     音楽流れる。

  サメ「さあ、行こうか!!」
  もも「ええ!!」

     サメ、もも歌う。

     サメ“あの海越えて”

     もも“行こう!”

     サメ“ヒレ並み揃えて”

     もも“行こう!”

     サメ“光を手に入れに
        あの海越えて”

     もも“きっと 見つかる キラキラ目指して行こう”

     サメ“あの海越えて”

     もも“行こう!”

     サメ“ヒレ並み揃えて”

     もも“行こう!”

     サメ“光に導かれ
        目指すは光の国さ”

     もも“行こう 行こう”

     サメ“光の国”

     もも“行こう 行こう”

     サメ“一緒に行こう”

     もも“ヒレとヒレつなぎ”

     サメ“行こう!”

     もも“笛を吹き鳴らし”

     サメ“行こう!”

     もも“手に入れるのはただ
        キラキラした星”

     サメ“きっと 見つかる キラキラ目指して行こう”

     2人“あの海越えて行こう!
        ヒレ並み揃えて行こう!
        光を手に入れに
        あの海を越えて行こう!”

  サメ「さあ行こう!!」
  もも「うん!!」

     サメ、もも下手へ去る。

  ――――― 第 3 場 ―――――

     音楽流れ、上手よりタコ、ゆっくり登場。歌う。

     “私はこの海で のらりくらりしてるもの”

  タコ「あぁあ・・・眠たいねぇ・・・。いくら寝ても寝足りない・・・」

     “岩陰に隠れて 一人ゴロゴロしてるだけ”

  タコ「あぁあ・・・退屈だねえ・・・お腹も空いたし・・・。」

     その時、下手よりもも登場。キョロキョロと。




   
                     ももちゃん。

     今日の練習日に、団員と簡易舞台を引っ張り出して、
     色んな(?)作品の写真撮影会を行いました(^^)v 
     これは、その中の1枚です。 
     大汗をかきながら、大笑いの内に撮影会・・・いや、
     練習日は終了致しました~^^;
     また、その時の力作・・・順次ご紹介しますね(^^♪

     頑張ってくれた団員には「お疲れ様でした~❤」






      よくない考えを持っているサメのおじさんと、
      一緒に“キラキラ”を探しに行くことになった
      ももちゃんですが・・・大丈夫なんでしょうか・・・。
      それでは“2”へ参りましょう・・・。

                                           






  ※皆さんお分かりのように、今回、登場人物達はお魚です^^;
   なので、“指す”と言っても手がある訳でもなく・・・、かなり
   “あっち”“こっち”を指差す、“見る”などの動作系が難しかった
   です(-"-)お人形に比べると、格段に軽くて、腕はとっても“楽”
   だったんですけどねぇ~・・・。その中で、唯一動きが滑らかな
   “タコのおばさん”は、子ども達の
   人気ナンバー1でした^^;今回の作品の中での“重さ”も
   ナンバー1でしたけど。







   http://milky.geocities.jp/little_pine2012/performance.html

       http://blog.goo.ne.jp/ritorupain2005 
        
     http://blogs.yahoo.co.jp/dorapontaaponta

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