2012年2月2日木曜日
“ピンクのももちゃん” ―全5場― 完結編
(左より)小魚達・先生・ももちゃん
左側にいる小魚達は、見ての通り皆つながってます。真ん中に、
針金を通してるんですが・・・あの小魚達、演技中クルクル回って、
気付くと・・・お腹を上にしてる子がいたりして・・・とーっても
扱い辛かったのです~(>_<)
サメ「わぁーっ!!」
もも「キャーッ!!」
サメ「は・・・早く・・・!!チビすけ・・・そこから出て・・・」
もも「キャーッ!!」
タコ「なにしてるのピンクちゃん!!早く出て・・・!!」
サメ「早くしないか!!」
その時、大きな岩が落ちて、洞穴を塞ぐ。
もも「キャーッ!!」
サメ「おいチビすけ!!」
タコ「わぁーっ!!」
ももの声「助けて!!助けて!!サメのおじさん!!タコの
おばさん!!真っ暗よ!!キラキラもなくなったわ!!
真っ暗でなにも見えないわ!!助けて!!
助けてーっ!!」
サメ「おい!!落ち着け!!直ぐに俺様がこの岩を退かして・・・」
タコ「そうよ!!直ぐに助け出してあげるから、落ち着くのよ!!」
ももの声「怖いわ!!早く・・・早く助けてーっ!!」
タコ「どうするのよ!!こんな大きくて重そうな岩!!」
サメ「どうするもこうするも・・・」
その時、上手より先生と生徒魚達、登場。
先生「はぁ・・・危なかったわ、今の地震!!さぁみんな、とにかく
学校へ帰りますからね。」
生徒達「はーい!」
先生「ももちゃんは、他の先生方と協力して、捜しに戻らないと
・・・。(サメを認める。)あ!!サメだわ!!サメよ!!
みんな!!こっちへいらっしゃい!!」
生徒達「キャーッ!!先生、怖いよーっ!!」
サメ「あ?(先生達を認める。)あ・・・おまえ、ひょっとして・・・」
先生・生徒達「キャーッ!!」
サメ「おい・・・おい!!おまえ、ピンクの子の先生か!?」
先生・生徒達「キャーッ!!」
サメ「あの子が大変なんだ!!」
先生・生徒達「キャーッ!!」
サメ「おい!!おい!!俺様の話しを聞きやがれ!!畜生!!」
タコ「ねぇ!!落ち着いて、先生!!聞いて!!大変なのよ!!
あんたんとこのピンクちゃんが、この岩の向こうに・・・!!」
先生「え・・・?ピンク・・・ももちゃん!?」
サメ「だから俺様が言ってんだろ!!大変なんだって、さっきから
・・・」
先生「大変って・・・?」
タコ「この洞穴の中にピンクちゃんが入ったまま、岩が落ちてきて
入口を塞いじゃったんだよ!!」
先生「なんですって!?(岩の向こうに)ももちゃん!?ももちゃん、
そこにいるの!?」
ももの声「・・・先生・・・?先生なの!?」
先生「そうよ!!ももちゃん!!先生よ!!」
ももの声「先生ーっ!!私はここよ!!先生助けてーっ!!
真っ暗でなにも見えないの!!怖いわ!!早く出して、
先生!!」
先生「落ち着いてももちゃん!!今先生が・・・出して・・・どうすれ
ばいいの!?こんな大きな岩で、入口が塞がれてたら・・・」
サメ「だから、みんなで力を合わせれば!!」
先生「力を貸してくださるんですか!?」
サメ「それはこっちが先に頼もうとしてたんじゃ・・・」
タコ「勿論よ!!」
サメ「あ・・・おい!!」
音楽流れる。
「みんなで力を合わせて・・・」
先生「じゃあ、みんな!!ももちゃんを助ける為に力を合わせるの
よ!!いい!?小さくたってみんなで協力すれば、
大きな力になるのよ!!」
生徒達「はーい!!先生!!」
先生「(サメの方に向かって)お願いします!!」
サメ「よし!!じゃあ、この紐を岩に引っ掛けて・・・反対側を俺様
のヒレに・・・」
先生「さぁ、みんなで引っ張るのよ!!」
生徒達「はーい!!」
タコ「そーれっ!!」
サメ「もっと引っ張れーっ!!」
先生「頑張ってーっ!!」
サメ「ほら、もう少しだーっ!!」
小石が落ちてくる。(ガラガラ・・・)
サメ「危ないっ!!」
先生・生徒達「キャーッ!!」
タコ「気を付けて!!」
サメ「さぁ、もうひと踏ん張りだ!!」
タコ「頑張れーっ!!」
先生「もう一息・・・!!」
サメ「そーれっ!!」
その時、岩が転がる。
サメ「やったーっ!!」
タコ「バンザーイ!!」
もも、洞穴の中から出て来る。
もも「先生!!(側へ。)」
先生「ももちゃん!!」
もも「・・・サメのおじさん・・・タコのおばさん・・・ありがとう!!」
サメ「チビすけ・・・」
タコ「ピンクちゃん・・・」
――――― 第 5 場 ―――――
音楽流れる。
先生、生徒達、サメ、タコ、もも其々登場。
先生「さぁみんなー!!今日はサメのおじさんと、タコのおばさん
と一緒に、海底探検へ出掛けるんですよー!!みんな、
サメのおじさん、タコのおばさんの側から離れないように
付いて行くのよー!!いいわねー!!」
生徒達「はーい!!」
サメ「よーし、みんな!!俺様に付いて来るんだ!!離れるん
じゃないぞー!!」
生徒達「はーい!!」
タコ「疲れた子は、私の足につかまりなさいな。」
生徒達「はーい!!」
サメ「海の底は何があるか分からないんだ。大きな魚が、おまえ
達を食べようと狙ってくるかも知れないからな!!
みんな!!俺様の側にいるんだぞ!!」
生徒達「はーい!!」
タコ「ももちゃんを食べようとしてたあんたが、よく言うわねぇ。
(笑う。)」
サメ「煩い!!さあ、出発だー!!」
生徒達「はーい!!」
先生「ももちゃん!!あなたは横道に逸れないようにね。」
もも「はぁい・・・」
サメ「今度はぐれたら、どうなるか分からないぜ。」
もも「(クスッと笑う。)大丈夫!!サメのおじさんが、絶対に
助けてくれるもの!!」
サメ「おいおい・・・」
もも「ね!タコのおばさん!」
タコ「えらく信用されちゃったわねぇ。」
サメ「(照れたように)まぁ・・・な・・・」
生徒達「先生ー!!行って来まーす!!」
先生「いってらっしゃーい!!」
サメ、タコ、生徒達下手へ去る。(先生下へ。)
もも、下手へ行きかけて戻って来る。
もも「(客席の子ども達へ。)みんな!!また遊びに来てね!!
バイバーイ!!」
同じような写真が沢山ありますが、簡易舞台での公演で、
背景が変わらないのと、登場人物の立ち位置が同じような所
にいる為ですが、これは、みんなで最後、探検に行く云々・・・
のお話しをしている場面です・・・^^;
――――― 幕 ―――――
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洞窟の場面は、ビデオでご覧頂いた通り、読んで頂くより
長いのですが、本当はビデオも短縮バージョンで、実際は
ビデオの倍くらいの長さのある場面なのです^^;
http://milky.geocities.jp/little_pine2012/performance.html
http://blog.goo.ne.jp/ritorupain2005
http://blogs.yahoo.co.jp/dorapontaaponta
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