2012年2月17日金曜日
“花の妖精ティンクルの小さな冒険” ―全3場― 2
“ティンクル”ちゃんシリーズより大王様。
よく見ると、この沢山ある“おじいさん人形”、風貌は
似ているのですが、表情などが、其々違うことが分かり
ます(^^)v久しぶりに“大王様”をマジマジ見て、意外と
カッコいいのに驚きました~^^;
― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪
その時、上手よりピコ、走りながら登場。
ピコ「ティンクルー!!」
ティンクル「ピコ・・・」
ピコ「僕も一緒に行くよ!!」
ティンクル「え?」
ピコ「母さんのことは、隣のおばさんに頼んで来たよ!!だから、
僕もティンクルと一緒に、杖を取り返しに行くよ!!」
ティンクル「本当!?(嬉しそうに。)」
ピコ「うん!!」
音楽流れ、ティンクル歌う。
“あなたが側にいるなら
力強い味方だわ
どんなに怖くても
みんなが恐れても
私だけは泣かないわ
あなたがいてくれるから”
ピコ歌う。
“本当は少し怖いんだ
だけど君の為に
力になるよ 僕だって”
ティンクル歌う。
“2人なら
怖くない
いつだって・・・
あなたと力を合わせ
大切なもの探しに
きっと見つかる筈
あなたと2人なら
どんな場所に行こうと
恐れるものはないから”
ピコ歌う。
“僕だって強くなりたいさ
君と2人で向かうなら
勇気も湧いてく”
ティンクル歌う。
“2人なら
怖くない
いつだって・・・”
ピコ「ここだ・・・」
2人、正面見上げる。洋館せり上がる。
(紗幕開く。)※
※1
(ティンクルちゃんの髪・・・またもや乱れております・・・^^;
どうも私の人形操作は、誰よりも激しいみたいで・・・
客席から見てても、“私”だと分かるらしいです~(>_<))
――――― 第 2 場 ―――――
洋館の扉、開く。
不気味な音楽流れる。
ティンクル「あの・・・」
ピコ「ごめんください・・・」
ティンクル「どなたかいませんか・・・」
その時、時計の音(“ボーン・・・ボーン・・・”)
ティンクル「キャアッ!!(ピコにしがみつく。)」
ピコ「わあっ!!」
ティンクル「なんだ・・・時計の音ね・・・」
ピコ「ははは・・・(作り笑いする。)」
その時、床の鳴る音(“ギィーッ”・・・)
ピコ「わあーっ!!」
ティンクル「キャーッ!!」
ピコ「・・・なんだ・・・床の音か・・・」
ティンクル「もう、驚かさないでよ!」
ピコ「ごめん・・・」
その時、扉の閉まる音(“バタン・・・”)
ティンクル、ピコ同時に叫ぶ。
ティンクル「キャーッ!!」
ピコ「わあーっ!!」
2人、お互いにしがみついて、ガタガタ震える。 ※3
少年の声「煩いな、さっきから・・・」
下手より、少年登場。
少年「何だ・・・おまえら本当に来たのかよ。そんなにギャーギャー
叫ぶなら、来なけりゃいいのに。(笑う。)」
音楽流れる。
ティンクル「私の杖を返して!!」
ピコ「そうだよ!!君が騙して取り上げた、ティンクルの杖を返して
あげて!!」
少年「いやだ。」
ティンクル「私、それがないと妖精の国に帰れないの!!」
少年「知らないね。」
ピコ「そんな言い方ないだろ!!」
ティンクル「お願い・・・!!」
少年「この杖は、おまえが俺にくれたんだ!!」
ティンクル「(首を振る。)」
ティンクル歌う。
“大切なもの 私にとって
手放すことはできないものよ
お願い返して私に”
少年歌う。
“返すもんか
これは俺のものだから”
ティンクル「違う・・・」
ピコ「わあーっ!!(少年に飛び掛かる。)」
ティンクル「ピコ!!」
ピコ「返せ!!返せよ!!」
少年「何するんだ!!離せよ!!」
(決してティンクルちゃん、ボーっと突っ立ってる訳ではございませ
ん・・・^^;)
(ね、向きが変わったでしょ^^;どうしてもお人形なので、横から
見ると平面になる為、極力正面を向いて演技するように、演技
指導しています~(~_~メ)・・・ティンクルちゃん、私でしたが・・・
決して“言い訳”ではございませんので、あしからず・・・^^;
ついでに、チラッと後ろに見えている黒子の手、怖い写真では
ありませんので、ご安心を・・・(^^♪)
ピコ「それはティンクルの大切なものなんだ!!」
少年「離せ!!これは返さない!!これは俺のものだ!!」
ピコ「違う!!ティンクルが僕の為に、君に貸したんだ!!
あげたんじゃない!!見せただけだ!!」
少年「煩い!!離せ!!(ピコを突き放す。)」
ティンクル「ピコ!!(駆け寄る。)」
「ピコ!!」ティンクル。
ティンクル歌う。
“大切なもの 私にとって
あなたにもきっとある筈だから
分かってお願い返して”
少年歌う。
“返すもんか
手に入れた宝物さ”
ピコ「友達が、大切にしているものを取り上げるなんてよくない
よ!!」
少年「友達・・・?俺に友達なんかいるもんか!!」
ティンクル「そんなことないわ!!私たちがいるじゃない!!
あなたに会いにここへ来たのよ!!」
ピコ「そうだよ!!友達に会う為に来たんだ!!」
ティンクル「私たち、友達になりましょう!!」
少年「・・・友達・・・。煩い!!こんな杖、こうしてやる!!(杖を
折ろうとする。)
ティンクル「やめて!!」
ティンクルは杖を取り返すことが出来るので
しょうか・・・!?
それでは“完結編”に参りましょう・・・。
※ 実際の公演時には、紗幕はもっと早くに開けていると・・・
思います。なので、写真の感じとは、少し異なりますが、
お許し下さい
※2、後ろの背景にへばり付く黒子・・・見えるでしょうか・・・^^;
あれは、公演途中に背景が取れてしまい、どうすることも
出来ず、仕方なくメンバーの一人がラストまで、あの状態で
頑張った・・・絵です(~_~;)なので、これより以降の写真に、
時々写りこんでいますが、気になさらないで見て下さい♥
たま~にある、失敗シーンの一つです・・・^^;
(今公演は、私はティンクルちゃん操作だったので、私では
ありません(^_^;)頑張った団員に・・・m(__)m)
※3、この場面、効果音をいい感じに入れて頂いて、後ろの
音楽、2人のセリフ・・・と相まって、とても面白い場面に
仕上がっています(^^)v 余談ですが、この効果音・・・、
扉の“バタン”だけ、思うような音が見つからず、スタジオで
エンジニアさんにお願いして、実際の扉を使って録音して
頂きました^^;“生バタン”・・・ここでお聞かせ出来なくて、
残念です~(^_^;)
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