〈主な登場人物)
サメ吉先生(サメのおじさん)。
ももちゃん。
タコ先生(タコのおばさん)。
先生(魚の先生)。
サメ1。
サメ2。
小魚達。
― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪
――――― 第 1 場 ―――――
音楽流れ、幕が開く。と、海の中。
上手より一匹の小魚(ももちゃん)、回りを
キョロキョロ見回しながら登場。歌う。
もも“キラキラ溢れる海の中
みんなが私を呼んでる”
コーラス“こちらへ”
もも“キラキラ輝いている海”
コーラス“来て”
もも“みんなで遊びに行こう”
コーラス“みんなで”
もも“お魚学校の遠足よ
みんなで出掛けましょう一緒に
ヒレとヒレつなぎ
珊瑚礁の森へ”
全員“みんなで並んで”
そこへ上手より、サメ吉先生(サメのおじさん)、
タコ先生(タコのおばさん)と小魚達、一列に
並んで登場。
サメ吉先生「おーい!!チビすけー!!おまえ、また列から離
れて、一体どこウロチョロ行ってんだ!!」
もも「あ、みんな!!」
タコ先生「そうよ、ももちゃん!遠足はみんなで一緒に行かない
と!!」
もも「はーい・・・」
タコ先生「私達は、魚先生からあなた達のことを、しっかり頼ま
れて来たのに、何かあったら大変なのよ!」
サメ吉先生「おまえは“危険”って言うことを、知らなさ過ぎるん
だ。」
もも「きけん・・・?」
サメ吉先生「おまえ達みたいな小さい魚は、俺達や・・・もっと大
きな魚からすりゃ、格好の獲物なんだぜ。」
もも「えもの・・・?」
タコ先生「食べられちゃうのよ!」
もも「(笑う。)サメのおじさんもタコのおばさんも、そんなことしな
いもの!大丈夫よ!」
もも、一寸離れる。
サメ吉先生「やれやれ・・・」
タコ先生「信用され過ぎる・・・って言うのも、考えものねぇ・・・。
あなたが以前、ももちゃんのピンチを救ってから、もも
ちゃんは本来、近寄ってはいけない“サメ”ですら、
安心できる仲間だと思ってるようよ。」
サメ吉先生「そうなんだよなぁ・・・」
サメ吉先生歌う。
“海の仲間達は
いい奴ばかりじゃない
危険と隣り合わせだから”
もも歌う。
“素敵な海の中
誰もが幸せに
ヒレとヒレつなぎ
みんな仲良く・・・”
もも「サメのおじさーん!!タコのおばさーん!!愚図愚図して
たら置いて行っちゃうわよー!!」
サメ吉先生「あ、待てよー!!」
全員下手へ去る。
――――― 第 2 場 ―――――
音楽変わり、上手よりサメ1、2登場。
サメ2「兄貴!腹減りましたよねぇ・・・」
サメ1「そうだなぁ・・・。今日はまだ、エサになりそうな獲物に、
お目にかからねぇなぁ・・・。」
サメ2「オイラ、目の前がクラクラしてきちまって・・・」
サメ1「まぁ、待て。もう少し行きゃあ、小魚達のうようよいる
珊瑚の森だ。」
サメ1歌う。
“俺たちゃこの海に住む海賊さ
誰もが恐れるつわもの達さ”
サメ1、2歌う。
“目指すはあの森 突撃”
サメ2「兄貴ー!!あそこが珊瑚の森ですねー!!」
サメ1「そうさ!あそこが俺達のエサ場・・・珊瑚礁の森だ。」
サメ2「うわぁーっ・・・」
サメ1「ほら見てみろ!!珊瑚の陰に、美味そうな小魚が一杯
いるじゃなか!!」
サメ2「兄貴!!早いこと頂いちゃいましょうよ!!」
サメ1、2歌う。
“突撃!!”
――――― 第 3 場 ―――――
下手後方より、サメ吉先生、タコ先生、小魚達
登場。
サメ吉先生「こら!!チビすけ!!珊瑚の森から出るんじゃな
いぞ。」
もも「はぁーい・・・」
サメ吉先生「全く・・・チビすけだけは、油断も隙もありゃしない。」
タコ先生「(笑う。)天下のサメ吉先生も、ももちゃんには形なし
ねぇ・・・。」
サメ吉先生「煩いな!!」
小魚「サメ吉先生ー!!早く遊ぼうよー!!」
サメ吉先生「あ・・・ああ!!よーし、何して遊ぶ!?」
小魚達「わーい!!」
いつの間にか、サメ1、2下手後方より登場。
小魚達の様子を伺う。
サメ2「あ・・・兄貴!!あれ・・・あれ見て下さいよ!!」
サメ1「ん?」
サメ2「あの先生・・・」
サメ1「サメ吉・・・?」
サメ2「サメ吉さんじゃないですか!!」
サメ1「あの野郎!!最近、全く見掛けないと思ったら・・・」
サメ2「おーい!!サメ吉さーん!!」
サメ吉先生「ん・・・?(サメ1、2を認める。)おまえら・・・」
サメ1「おまえ、近頃姿を見なくなったと思ったら、こんなとこに
いたのか。」
サメ2「サメ吉さん!!あの小魚達、全部サメ吉さんのご馳走
ですか?俺達にも分けて下さいよー!!」
サメ吉先生「馬鹿野郎!!何てこと言うんだ!!あいつらは、
ご馳走なんかじゃないんだ!!」
サメ1「・・・サメ吉・・・?」
サメ2「ご馳走じゃないって・・・」
タコ先生、サメ達の側へ。
タコ先生「・・・どうかしたの?」
サメ吉先生「タコ先生・・・。何でもないんだ。先生!先に小魚達
を連れて、学校へ帰っくれないか・・・」
タコ先生「でも・・・」
サメ吉先生「頼む・・・」
タコ先生「分かった・・・分かったよ!さぁ、みんな!!学校へ帰
るわよ!!」
小魚達「はーい!!」
タコ先生「それじゃあ、サメ吉先生!先に帰るから・・・」
サメ吉先生「ああ・・・」
もも「サメのおじさん!!」
サメ吉先生「チビすけ・・・大丈夫!!タコ先生と先に行くんだ・・・
。直ぐに追い付くから・・・」
もも「でも・・・」
サメ吉先生「早く・・・!!」
もも「直ぐ・・・直ぐ追い付くわね?」
サメ吉先生「ああ。」
もも「きっとよ!!」
タコ先生「ももちゃん!!」
タコ先生、小魚達を連れて上手へ去る。
サメ1「ふうん・・・“サメ吉先生”だって・・・?(笑う。)笑わせやが
る・・・!!なあ!」
サメ2「本当ですねぇ・・・。(笑う。)それにしても、あのピンク色
の小魚・・・美味そうだったなぁ・・・。」
音楽流れる。
サメ吉先生「頼む!!あいつらに手出しだけは・・・!!」
サメ1「さあなぁ・・・生憎、俺達は腹がペコペコでなぁ・・・。」
サメ1歌う。
“海の掟だ 強いものが勝つ
そんなことすら 忘れてしまった
サメの仲間の 裏切り者だ
そんなおまえの ただの戯言”
サメ吉先生「違う・・・違うんだ!!俺は気付いたんだ!!」
サメ吉先生歌う。
“海に住む者は どんな魚も
みんな仲間だ 力を翳すな”
サメ1「あんな奴ら、俺達が本気で追い掛けりゃあ、直ぐに追い
付いて、みんなまとめて一飲みだ!!」
サメ1歌う。
“どんな世界に生まれ落ちても
掟に従い生きる
それが生きてる定め
強さを見せびらかせ”
サメ吉先生歌う。
“どんな世界に生まれ落ちても
みんな生きてる意味がある
なぜ分かってくれないんだ
強いだけが勇気じゃない”
サメ1「何を甘っちょろいこと言ってるんだ!!俺達は誰もが認
める海の王者だ!!」
サメ吉先生「分かった・・・。俺が明日・・・代わりのいいエサ場を
おまえ達に教えてやるから・・・それでいいだろ?」
サメ2「あの小魚達より、もっと美味いエサのいる場所があるの
かい?」
サメ吉先生「ああ・・・」
サメ1「・・・いいだろう・・・。その変わり・・・おまえも俺達と一緒
に行くんだ。いいな。」
サメ吉先生「・・・分かった・・・」
サメ1「・・・じゃあ明日・・・!」
小魚達を守る為、サメ達と一緒に行く約束をした
サメ吉先生ですが・・・。
それでは“2”へ参ります・・・。
― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪
ずっと気付かずに、下のブログアドレス・・・この“グーグル版”
のアドレスを載せていました~(>_<)すみません~m(__)m
もし、見に行こうとした方がいらっしゃったなら、ホント申し訳
ないです(~_~;)とりあえず変更しましたので、またご贔屓に・・・
<(_ _)>
・・・しっかりしているようで・・・ホントは無茶苦茶“ボ~ッ”
としているので、皆様にはこれからもご迷惑をお掛けすること
が、多々あるかと思われますが・・・笑ってお許しくださいm(__)m
「頑張ります^_^;」
どら。
http://milky.geocities.jp/little_pine2012/performance.html
http://blog.goo.ne.jp/ritorupain2005
http://blogs.yahoo.co.jp/dorapontaaponta
0 件のコメント:
コメントを投稿