2012年2月5日日曜日
“ピンクのももちゃん―ももちゃんとサメのおじさん―” ―全8場― 2
真ん中に・・・なんとな~く、ももちゃんがいるのが分かります^^;
――――― 第 4 場 ―――――
音楽流れ、下手より魚先生登場。歌う。
“一人で優雅な午後
誰にも邪魔されず
のんびりくつろぎ ヒレを伸ばして
日頃の疲れ取りましょう
一人で贅沢午後
私は一人きり
何をしていても何も言われず
のんびり昼寝しましょう
今日だけは生徒達
他の先生に任せるのよ
そしてゆっくりお茶入れるわ
ソファーでヒレ伸ばすわ
こんな贅沢な時間
いつまでも続いたら
私の人生だから
選ぶなんてできないのよ”
小魚達「先生、ただいまー!」
先生「私の優雅な時間はお仕舞いね・・・。おかえりなさい!!
皆、珊瑚礁の森は楽しかった?」
小魚達「楽しかったー!」
先生「それは良かったわ!さぁ、手洗いうがいを済ませて、
おやつにしましょうね。」
小魚達「はーい!」
先生「・・・ももちゃん?」
もも「先生・・・」
先生「どうかしたの?」
もも「サメのおじさんが・・・」
先生「あら?そう言えば、サメ吉先生は・・・一緒じゃなかったの
?タコ先生?」
タコ先生「ももちゃん、大丈夫だよ。サメ吉先生は直ぐに帰って
来るから・・・。」
もも「だって・・・だって、サメのおじさんと一緒にいたのは誰?
サメのおじさんを連れて行こうとしてたんじゃないの?
サメのおじさん、困った顔してたわ!!」
上手よりサメ吉先生登場。
サメ吉先生「誰が困った顔してるって?(笑う。)」
もも「・・・サメのおじさん!!」
タコ先生「サメ吉先生・・・」
もも「帰って来たのね!!」
サメ吉先生「当たり前じゃないか。おかしなことを言うんだな、
チビすけ・・・。(笑う。)」
音楽流れ、もも歌う。
“心配してたの とても落ち着かないの
そんな気持ち初めてなくらい
もうどこにも行かないで 側にいて欲しいの
いつまでも大好きだから”
サメ吉先生「チビすけ・・・」
もも「安心したら、お腹空いちゃった!!先生ー!!おやつー
!!」
先生「はいはい!」
もも「サメのおじさん、行きましょう!!」
サメ吉先生「ああ・・・」
タコ先生「・・・サメ吉先生・・・」
(音楽フェード・アウト。)
全員、下手へ去る。
――――― 第 5 場 ―――――
音楽流れ、上手よりサメ1、2話しながら登場。
サメ2「兄貴!サメ吉さん、本当に来ますかね。」
サメ1「来なきゃ、あいつが守ろうとしてる小魚達を頂くまでさ。」
サメ2「そうですね!!俺、あのピンク色が食べたいなぁ・・・」
サメ1歌う。
“俺たちゃこの海に住む海賊さ
誰もが恐れるつわもの達さ”
サメ1、2歌う。
“食欲 満たすぜ もう直ぐ!!”
サメ1「しかし・・・俺達も甘いよなぁ・・・。あんなに沢山の餌を目
の前にして・・・。」
サメ2「本当に腹減ったなぁ・・・。」
サメ1「昔じゃ、待つなんてことなかったぜ、本当・・・。」
サメ2「・・・全く・・・」
サメ1、2歌う。
“頂こう!!”
サメ1、2下手へ去る。
――――― 第 6 場 ――――― A
下手より、サメ吉先生登場。
続いてタコ先生登場。
タコ先生「どこに行くのさ!」
サメ吉先生「タコ先生・・・」
タコ先生「・・・ももちゃんはどうするの!?あんなに、あんたに
懐いてるのに・・・。」
サメ吉先生「俺様がここにいる限り、いずれサメの仲間達にこの
場所がバレちまう・・・。そうなれば、あの小さな・・・
何も知らないで、俺のことを慕ってくれてるチビすけ
達が、危ない目に遭うんだ・・・。そんな目にあいつ
を、遭わす訳にいかないだろう・・・。」
もも、下手より登場。
もも「サメのおじさん!タコのおばさん!何のお話し?」
タコ先生「ももちゃん・・・あ・・・ええ・・・ちょっと・・・」
サメ吉先生「ああ・・・次の遠足の場所の相談をちょっと・・・な
・・・」
下手より先生、小魚達登場。
先生「さぁ、みんな!そろそろ寝る時間ですよー!サメ吉先生と
タコ先生に“おやすみなさい”を言って、ベットへ行きましょ
うね。」
小魚達「はーい!サメ吉先生!タコ先生!おやすみなさい!」
サメ吉先生「ああ・・・」
タコ先生「おやすみなさい。」
先生「さぁ、行きましょう。」
先生、小魚達、上手へ去る。(音楽流れる。)
もも行きかけるが、サメ吉先生の方へ。
もも「サメのおじさん!明日もまた一緒に遊んでくれる・・・?」
サメ吉先生「チビすけ・・・ああ、勿論じゃないか!早く行かな
いと、みんなに置いて行かれちまうぞ。」
もも「え?うん・・・おやすみなさい。」
サメ吉先生「おやすみ・・・」
タコ先生「おやすみなさい、ももちゃん・・・」
もも、上手へ去る。
サメ吉先生「・・・チビすけ・・・」
タコ先生「本当に行っちゃうの・・・?」
サメ吉先生「俺様がここにいたら・・・俺様の大切な・・・あいつら
が危ないんだ・・・。」
サメ吉先生歌う。
“俺は一人ここを離れ
旅にでる 遥か彼方
大切なものの為
思い残し 今行こう”
サメ吉先生「チビすけ・・・大きな魚になるんだぞ!じゃあな!」
サメ吉先生、下手へ去る。
入れ代るように、上手よりもも登場。
もも「サメのおじさん・・・どこ?どこなの?・・・サメのおじさん・・・
サメのおじさん!!サメのおじさーん!!(叫ぶ。)」
――――― 第 6 場 ――――― B
音楽変わる。(回想。)
サメ吉の声「おい、チビすけ!そっちへ行くと危ないぞ!!」
(エコー)
ももの声「平気よ!」
サメ吉の声「おい、チビすけ!そんなに急ぐと、珊瑚で怪我する
ぞ!!」
ももの声「痛いっ!!」
サメ吉の声「どうした!?」
ももの声「痛いっ・・・痛いよーっ!!えーん・・・!!」
サメ吉の声「ほらみろ!!だから言っただろ!?」
ももの声「えーん・・・!!痛いよーっ!!」
サメ吉の声「見せてみな!」
ももの声「痛いっ!!痛いよーっ・・・!!えーん・・・!!」
サメ吉の声「大丈夫!たいしたことない!」
ももの声「えーん・・・っ、えっ・・・」
サメ吉の声「(溜め息を吐いて。)ほら・・・背中につかまりな・・・。
おぶってやるから・・・。」
ももの声「(嬉しそうに。)うん!!サメのおじさん、だーい好きっ
!!(繰り返す。)」
上手より、先生、タコ先生登場。
先生「ももちゃん・・・?」
もも「先生!!サメのおじさんを助けに行きましょう!!」
先生「・・・え?」
タコ先生「ももちゃん!あんたが行ったところで、どうにもならな
いんだよ。余計、サメ吉先生を困らせることになるんだ
・・・。」
もも「・・・困らせる・・・?ううん・・・そんなことないわ!!サメの
おじさんが悪い奴らに、連れて行かれて黙ってるなんて
できない!!私が海底地震で、洞穴に閉じ込められた時
、サメのおじさんは命懸けで私のことを助けてくれたわ!
今度は私がサメのおじさんの力になるのよ!!ねぇ、先生
!!“小さくたって、みんなで力を合わせれば大きな力に
なる!”そうでしょ!?」
先生「ももちゃん・・・行きましょう!!」
みんなでサメ吉先生を取り戻しに行くことにした
ももちゃん達ですが・・・。無事にサメ吉先生は、
みんなの所へ戻って来るのでしょうか・・・。
それでは完結編へつづきます・・・。
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